芸能

元SMAP・中居正広も参戦!? ジャニーズ帝国崩壊の激しい泥仕合…

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

創業者・ジャニー喜多川氏が生前に犯したおぞましい性加害の数々が発覚したことにより、ジャニーズ帝国がついに消滅した。

新社長に就任した東山紀之氏が「この世から痕跡を消す」と宣言した通り、ジャニーズ事務所は10月17日から会社の名称を『SMILE-UP.(スマイルアップ)』に変更。今後は被害者の補償業務だけを行い、補償が完了した時点で廃業することを表明した。併せてこれまでジャニーズに所属していたタレントたちは、新たに設立される新会社とエージェント契約を結ぶ形になることも発表されている。ただし、ジャニタレたちがすべて新会社と契約するかは流動的だ。


【関連】新垣結衣、米倉涼子、吉田羊…ジャニーズ“共演NG”の「女性芸能人リスト」がホントにあった! ほか

「もはや今のジャニーズに残るメリットはありませんからね。大企業も続々CMから撤退した。仕事面では本当の人気や実力が問われることになるし、これまでのようにメディアに圧力をかけたり忖度を期待することもできない。ジャニーズから完全に離れて、企業と個別に契約する選択肢を選んでも不思議はない」(スポーツ紙記者)

独立説がささやかれた木村拓哉はエージェント契約が濃厚だが、もう1人の目玉と目されていた元V6の岡田准一はジャニーズが2回目の記者会見を行ったタイミングでいち早く退所を発表しており、現状では距離を置くことは間違いない。

「会見を失敗しなければ再出発も可能だったのでしょうが、不十分な対応にNGリストまで出てはどうしようもない。タレント離れはこの先、ますます加速することになるでしょう」(同)

そして、事務所消滅によって行き場を失ったジャニタレたちの行方をめぐっても、激しいドロ仕合が始まっているという。

滝沢氏へのある疑惑

この状況で大きな注目を集めているのが元ジャニーズ事務所副社長、子会社のジャニーズアイランド社長だった滝沢秀明氏の動向だ。滝沢氏は今年3月に新会社『TOBE(トゥービー)』を設立しており、すでに元V6の三宅健、元King & Prince(キンプリ)の平野紫耀、神宮寺勇太、元Kis-My-Ft2(キスマイ)の北山宏光らが合流済み。10月15日には新たに元キンプリの岸優太の所属も発表された。

「ジュニアの育成に携わってきた滝沢を慕う若手は多く、今後も辞めジャニの受け皿として勢力を強めるでしょう。タレントだけでなく元ジャニーズのスタッフも次々と同社に移っており、旧ジャニーズよりはマシな会社になるかもしれません」(広告代理店関係者)

とはいえ、TOBEの前途が順風満帆かと言えば、決してそうではない。滝沢氏にはジャニー氏の犯罪的行為に加担してきた疑惑があるからだ。

「補償の道筋がつけば、次に注目されるのは事務所の組織的な関与、隠ぺいの問題です。その意味ではジャニー氏に最も寵愛され、最も近くでやり方を見てきた滝沢の責任は藤島ジュリー景子前社長と同等かそれ以上ですからね」(前出・スポーツ紙記者)

すでに東山新社長がセクハラ、パワハラに加担していたという元ジュニアの証言が報じられているが、ジャニー氏に後継者として指名された滝沢氏は東山氏以上に厳しい立場にある。

「滝沢自身がジャニー氏の被害者だった可能性もあるため、現時点ではそこまで厳しい声は出ていません。しかし、滝沢がこのまま未成年を育成する芸能ビジネスに携わることには疑問の声もあります」(前出・広告代理店関係者)

そもそも、滝沢氏はこれまで一度もジャニー氏の性加害問題に関して発言していない。今後、スポンサー企業がどう受け止めるのかは微妙なところだ。

元V6の3人を挑発して…

SMILE-UP.とTOBEの攻防戦が激化する中、新たな動きを見せているのが、元SMAPのリーダー・中居正広だ。SMAP解散後、中居はジャニーズ事務所から独立しているが、4年前にジャニー氏が死去した際も感謝のコメントを発表するなど、基本的にジャニーズとは良好な関係を保ってきた。

そんな中居が、ここにきてTOBEに対して苦言を呈する場面が目立っている。8月11日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』ではゲストの元V6・井ノ原快彦、長野博、坂本昌行に「滝沢のはどう思ってんの? 三宅がTOBEに行ったわけでしょ。ああいうのを見て〝何やってんだよ〟と思わないわけ?」と3人を挑発、暗に三宅を批判してみせた。

また、自身のラジオ番組でも、北山がTOBEに合流したことをネタにするようにキスマイを(北山のKを抜いて)『イスマイ』と紹介したことも物議を醸した。

「キスマイは中居が初プロデュースしたグループですから、相談もなく滝沢の事務所に所属したことが許せなかったんでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

実は、こうした動きは中居がジャニーズ事務所に近い立ち位置にいる証拠なのだという。

「中居は新会社の副社長に就任した井ノ原をSMAPのバックダンサーだった頃から可愛がっているし、騒動後は『困っている後輩たちのためにプロデュースをやりたい』とも語っています。中居が井ノ原をサポートするとなれば、辞めジャニをめぐる綱引きはますます混沌としてきます」(同)

旧ジャニーズが作る新事務所、滝沢氏率いるTOBE、そして中居を中心とした第三極が入り乱れ、ジャニーズ帝国崩壊劇場はまだまだ波乱が続きそうだ。

あわせて読みたい