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13歳の少年にセクハラして訴えられた大物も…梨園の因習はジャニーズよりひどい!? 【歌舞伎界「性」の闇②】

David Merino
(画像)David Merino/Shutterstock

歌舞伎役者・市川猿之助被告が、両親に睡眠導入剤を服用させて自殺を手助けした罪に問われている裁判の初公判が10月20日に始まった。〝一家心中〟の引き金になったのは、『女性セブン』がスクープした猿之助による男性への「セクハラ疑惑」だったが、歌舞伎界の〝性の闇〟はジャニーズ以上とも言われている。

市川猿之助が報じられた男性への「セクハラ疑惑」は、その手口や構図が、旧ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川が引き起こした連続児童性的虐待事件に酷似していた。

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「ただ、猿之助の場合、成人男性へのセクハラ疑惑で、少年などを対象にしたものではないと思われます」(芸能ライター)

しかし、歌舞伎界にも少年の被害者がいた。

「女形として人気だった五代目坂東玉三郎が、19歳の元弟子の男性と彼の母親からセクハラで訴えられたのです」(演劇担当記者)

被害を訴えた元弟子の男性は13歳で玉三郎に弟子入り。直後から「添い寝の強要や、下半身を触られるなど精神的な苦痛を強いられた」として1200万円の損害賠償を求めていた。

「訴状などによると、原告が13歳の時、福島・会津若松で行われた玉三郎の地方公演に同行。宿泊先の旅館でテレビを見ていたところ、隣に座った玉三郎から体を触られ、精神的な苦痛を受けたと主張していました。その様子を録音したとするテープなども証拠として提出。玉三郎側は訴えを全面的に否定していたが、最終的には示談に応じたようだ」(同・記者)

猿之助事件の直後に“引退”示唆

玉三郎は、稽古に通った縁から十四代目守田勘弥の「部屋子」となり、後に養子縁組を交わして歌舞伎デビューを果たした。

「芸の道に進んだのは、小児まひのリハビリ目的で始めた日本舞踊がきっかけとされています。時代物から新歌舞伎まで、あらゆる分野の女形の技法に精通し、特に世話物や舞踊作品で定評がありました。その美貌で〝玉さまブーム〟を呼び、2012年には人間国宝にも認定されています」(同・記者)

玉三郎は、猿之助の事件が大々的に報じられていたタイミングで、大劇場での公演から〝引退〟することを示唆した。

「すでに地方公演への出演は取りやめていたので、表向きは体力的な問題とされていますが、一部では、猿之助の事件で過去の少年へのセクハラ訴訟が蒸し返されることを避けるための〝引退〟ではないかと報じられました」(前出・芸能ライター)

歌舞伎界の〝性の闇〟はジャニーズ以上に根深いものがありそうだ。

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