市川猿之助(C)週刊実話Web
市川猿之助(C)週刊実話Web

市川猿之助“セクハラ疑惑”初公判で被害者たちがおびえる「セカンドレイプ」【歌舞伎界「性」の闇①】

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「スクープした『女性セブン』によると、深夜になって酒が進むと猿之助は気に入った男性俳優などに対し、『お風呂に入ったら?』などと促したり、キスやスキンシップを求めていたようです」(スポーツ紙記者)


さらに、地方公演などでは、役者たちを自分の部屋に呼び、「添い寝」を強要した疑いなども報じられていた。


「やり方が、旧ジャニーズ事務所の創業者で連続児童性的虐待事件を起こした故ジャニー喜多川にそっくり。被害者たちは、『猿之助がキャスティングなどに絶大な影響力を持っているため、外されるのが怖くて断れなかった』と、『女性セブン』に証言していたようです」(同・記者)

“彼氏”の怒りが爆発

猿之助は、名門「澤瀉屋」の実質トップだった。舞台で輝くことを夢見る若手の役者たちは、どんなに嫌なことをされても逆らうことはできなかったはずだ。

「セクハラが事実だったとすれば、構図はジャニーズ問題とまったく同じ。被害者たちが男性という点でも一致します」(同・記者)


両親の自殺をほう助し、自らも命を絶とうとした猿之助は、40代の男性マネジャーA氏に「財産を相続させる」という〝遺言〟を残していた。


「この男性マネジャーは〝彼氏〟だったと報じられましたが、『週刊文春』の取材に怒りをあらわにし、事件についても『関係ない』とか『悲しくない』などと言い放ち、同世代の女性と一緒に立ち去ったとされている」(同・記者)


A氏の冷たい態度に、「さすがに猿之助がかわいそう」との同情の声も上がったが、民放関係者は「別の見方もできる」と話す。


「かつてのA氏は、有名女性歌手とのロマンスが報じられたほどのプレイボーイでした。A氏も我慢していたのではないか。『週刊文春』の取材に冷たく反応したのも、そうした怒りが爆発したと考えることもできますよ」


実際、被害者たちは事件後も〝犯人探し〟に苦しめられていたと『女性セブン』が続報している。


「逮捕後、猿之助被告は警視庁の調べに対し、『セクハラ疑惑の記事が事件の発端になった』と証言しています。裁判の流れによっては、被害者たちにも〝セカンドレイプ〟のような精神的負担がかかるかもしれません」(同・関係者)


事件のきっかけになった以上、セクハラ疑惑も法廷で追及されてしかるべきだが、被害者たちの心境は複雑だろう。