(画像)mTaira/Shutterstock
(画像)mTaira/Shutterstock

プロ野球“佐々木争奪戦”に思わぬ展開…兄が米留学で狙いは妹に!?

〝佐々木争奪戦〟が、思わぬ展開を迎えている。10月12日、高校球児のプロ野球志望届の提出が締め切られた。139人の提出者リストの中には、注目のスラッガー・佐々木麟太郎(3年=花巻東)の名前はなかった。


「佐々木クンは米留学を表明しました。米国の大学野球部は、メジャーリーグ予備軍と言ってもいい。元マイナーリーグのコーチやプロ指導経験者が指導することもあり、留学生はMLBのドラフト対象選手となるため、27年7月には佐々木クンがMLBドラフト会議で指名される可能性も出てきました」(スポーツライター・飯山満氏)


【関連】メジャースカウトが甲子園「岩手県大会」に大注目!巨漢スラッガーVS怪物の弟 ほか

高校通算140本塁打を放った逸材の海外流出は残念な限り。阪神スカウトは1年生の頃から密着し、NPBの各球団も「将来の大砲候補」と評価していたからだ。佐々木が先陣を切ったことで、今後は米留学を経てメジャーに挑戦するケースが増えそうだが、NPBスカウトの〝花巻東詣で〟は終わらないようだ。


「実は、1学年下に妹の秋羽が在籍しているんです。女子の硬式野球部主将を務めており、1年生からレギュラーとして活躍している。女子野球の世界では、中学生の頃から走攻守3拍子揃った逸材として有名でした」(在京球団スカウト)

プロ野球入りが目標

妹の秋羽は中学時代、大谷翔平の父・徹氏が監督を務める金ヶ崎リトルシニアに所属していた。小技を駆使する1番打者タイプで、中3時の『岩手県中学校総合体育大会』の100メートル走でも4位入賞を果たしている。

「江釣子中学時代は麟太郎、秋羽と2年連続で佐々木兄妹が生徒会長を務めました。リトルシニアでは秋羽が出塁して、麟太郎が返す得点パターンでした」(同)


また、花巻東の女子野球部は昨年のユース大会、今春の選抜大会で準優勝しているが、原動力となったのはこの秋羽だ。


「彼女は目標を女子プロ野球選手と話しており、女子チームを持つ阪神、巨人、西武も熱視線を送っている。〝女子野球界のスター候補〟の争奪戦は、兄以上の激しさとなりそうです」(同)


プロのユニフォームを着るのは妹が先!?