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わくわく『地方競馬』情報~マイルチャンピオンシップ南部杯

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

11月3日に大井競馬場と門別競馬場にて開催されるダート競馬の祭典『JBC』。その優先出走権を懸けた争いが大詰めを迎えている。

10月9日に盛岡競馬場で開催される『第36回マイルチャンピオンシップ南部杯』は、『Road to JBC』で指定された4つのダートグレード競走の最後の一戦。優勝馬には、中央競馬・地方競馬の区別なく優先出走権が与えられる。


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グレードはJBCクラシック、スプリントと同じ「JpnⅠ」。日本の秋のダートのマイル最強馬決定戦として、JBC同様に注目を集める一戦だ。

過去の優勝馬には、アグネスデジタル、アドマイヤドン、ユートピア、エスポワールシチー、コパノリッキーなど、その時代をけん引したダート界の雄が名を連ねる。

1番人気馬の馬券圏内確保は、2007年より13年連続。20年に1番人気のサンライズノヴァが4着に敗れたため記録は途切れたが、21年、22年も1番人気馬が優勝している。強い馬が実力を発揮して人気サイドで決まることが多いが、5~7番人気の伏兵の入着が目立つのも特徴だ。

人気薄の先行馬とリピーターに注目!

最初のコーナーまでの距離が900メートルと非常に長いことからスローペースになりやすく、21年2着ヒロシゲゴールド(7番人気)、20年1着アルクトス(6番人気)、17年2着ノボバカラ(7番人気)など、人気薄の先行馬が残り、穴を開けやすい傾向にある。

また、それらの馬の共通点は、リピーターであるということ。南部杯はもちろん、盛岡コースを一度でも経験していることが、大きなアドバンテージになる。

地方勢の入着は20年、モジアナフレイバー(3着)が16年ぶりに成し遂げたが、それ以降はJRA勢が3着までを独占している状態だ。今年参戦を表明している地方所属馬の中でも、昨年4着に入ったイグナイター(牡5・兵庫)は、すでに3つのダートグレード競走のタイトルを持つ猛者。父であるエスポワールシチーは09年、12年、13年と優勝したレジェンドホースであり、南部杯には縁がある。JRA勢が圧倒的に優勢の歴史に一矢を報いることができるか、注目したい。

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