創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に都内で開いた記者会見で、特定の記者を指名しないようにするための〝NGリスト〟があったと、NHKが4日のニュース番組『ニュース7』で報じた。
同番組は、これを独自取材としてトップニュースで報じた。
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それによると、ジャニーズ事務所から会見の運営を任されていた会社側が複数の記者やフリージャーナリストの名前、写真を載せ、質問の指名をしないようにするNGリストを会場に持参していたという。
会見は1社1問のルールで、司会者が挙手した記者を指名する形式。ずっと手を挙げ続けながらも指名されない記者からは不満が上がり、会場が騒然とする一幕もあった。
ジャニーズは関与を否定したが…
とんでもないニュースだが、ジャニーズ事務所はこの件に対してコメントを発表。《今回流出した資料は、弊社の関係者は誰も関与しておりません。見てもおりません》《本当に弊社は誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言う失礼なお願いはしておりません。関係役員全員に、もう一度確認し、誰もそのようなお願いなどしていないことを再確認いたしました》などと関与を否定した。
「仕切っていたのは外資系のPR会社で、そこを選定したのはジャニーズの顧問弁護士だというが、情報管理を徹底していなかったようだ。もはや、NHKもジャニーズに忖度する必要がないので、取材もガチモード。NHKのカメラはPR会社の人間が持っていたNGリストをしっかりカメラでとらえていたので、おそらく事前にリークがあったのでは。会見では当てられなかった記者が騒ぎ立てて場を乱すような印象だったが、NGリストの存在がすっぱ抜かれたため、一気に風向きが変わった」(芸能記者)
NHKの報道以後、時事ネタを扱っているYouTube配信者たちは競うようにこのネタを扱い始めたが、今後、会見の内幕についての暴露合戦が巻き起こることになりそうだというのだ。
「すでに何人かのユーチューバーは会見の資料を入手したことを公言しているが、4日夜の段階ではまだ暴露はしていない。5日以降の配信で小出しにするはずだが、そのうちジャニーズ側がついたウソがバレるかもしれない」(同・記者)
せっかく会見を開いても、こうなると〝藪蛇〟もいいところだ。
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