お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を務める映画『えんとつ町のプペル』の興行収入が20億円、観客動員数が150万人を突破したことが明らかになった。
昨年12月25日に公開されて以来、自ら映画館に足を運びファンと一緒に鑑賞したり、スマホアプリを使用した「西野亮廣による副音声付き上映」を行ったりと、積極的に映画のプロモーションを展開。二度、三度、四度と、どんどんリピーターを増やしたのが大ヒットの要因だという。
「日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞も受賞しました。ネット上では、ブログやSNSを通じて連日のように多くの感想がつづられています」(エンタメ誌ライター)
ところが、2月15日に『東スポWEB』が配信した記事によると、〝サクラ〟と判断されるような感想も存在しているという。同記事によると、大手クラウドソーシングサービスに「【えんとつ町のプペル】上映中の映画館に関する記事作成!」というタイトルで、記事作成の募集を業務委託で行っていたというのだ。しかも、報酬はわずか19円と〝うまい棒〟2本分程度の額だという。
調べてみると「【簡単3分:公開中映画の感想】『えんとつ町のプペル 』 の感想を募集しています!」というアンケートの募集(現在は締め切り)もあり、こちらは1件22円と、内職でやるにしても安い金額の報酬しかもらえない。
「西野さんが考えることについていけないな…」
この件に対し、ネット上からは、
《これって仕事として成立するのかなぁ? 好きならタダでもSNSに書き込むだろうし、仕事としてするなら19円じゃ成り立たない。好きな映画を応援できてさらにお金がもらえるって感覚にしても…19円じゃお小遣いにもならない気がする。西野さんが考えることについていけないな…》
《それってブラック企業の考え方に通ずるものを感じるのですが西野さんはどちらかというとそういうの否定してきた方ではなかったのですか?》
《金の亡者ほど金目当てじゃないとか夢とかやりがいをアピールするね ブラック企業の社長とか》
《別に法律に触れないんであれば問題なし。うまいやり方だ。人を安く使うのは宗教が一番いい。そこを目指しているんだろう》
などなど、多くの冷ややかな声が飛んでいた。
西野はブラック企業に対して否定的な考えをブログやコラムに記していたが、今回の感想募集は、その手口そのものと言えまいか。いや、西野がやるくらいだから問題はないのだろう。
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