ジャニーズ事務所が2日、創業者で元社長の故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐる2回目の記者会見を都内で行い、東山紀之社長、子会社の井ノ原快彦社長らが出席。藤島ジュリー景子前社長は欠席し、ジュリー氏からの手紙を井ノ原が代読した。
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会見では、前回9月7日の会見で変更しないことを明言していた『ジャニーズ』の社名を、方針を一転し、『SMILE-UP.(スマイルアップ)』に変更することを発表した。
『SMILE-UP.』では、被害者の補償業務のみを行い、タレントのマネジメント業務や育成からは撤退。補償が終わり次第、廃業するという。
現在所属するタレントやグループは、東山が社長、井ノ原が副社長を務める新会社所属ではなく、個別に契約を結ぶエージェント契約に。この新会社の名称は、ファンからの公募で決定することも明らかになったのだが…。
ジャニーズを敵に回したくない?
「どうやら、ジャニーズがリークしていたようで、『SMILE-UP.』の名称も、新会社名の公募も、エージェント契約の話も会見前に報じられていたので、そこまで目新しい話はなかった。9月7日の会見では、まるで総会屋のような記者が騒ぎ立てたので会見が4時間にも及んだが、今回の会見は司会者がうまく仕切り、井ノ原も騒ぎ立てる記者に苦言を呈したりしたので、予定どおり2時間で終わった」(会見に出席した記者)
会見では、今後、ジャニーズ退所者への〝圧力〟をかけることがないことを東山が明言。イメージ刷新に躍起になっていたが、新会社に体制移行しても、ジャニー氏時代からの〝メディア支配〟の状況は変わりそうにもないというのだ。
これまで、ジャニーズは各スポーツ紙を重宝し、まず重大な情報を知らせるのは各紙のJ担と呼ばれる担当記者だったそう。
「歴代のJ担は、ジャニーズの所属タレントを紙面で称賛し、しっかり〝餌づけ〟されてしまっている。そのため、今回の会見でもJ担からの質問はたった1問でかなりぬる~い質問。スポーツ紙側はこれまでたっぷりジャニーズで稼いでいるので、この状況にあってもジャニーズを〝敵〟に回したくないという意思表示だった。新会社も今まで同様、スポーツ紙にちょうちん記事を書かせまくることになるだろう」(テレビ局関係者)
ジャニーズに一番近いメディアが〝決起〟することはなかったようだ。
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