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男絡みの揉め事が多く不仲だったCoCo~第8回『放送作家の半世(反省)記』

Cooler8
(画像)Cooler8/Shutterstock

フジテレビ系『パラダイスGoGo!!』に出演していた乙女塾からは、CDデビューの順にCoCo(羽田惠理香、宮前真樹、大野幹代、瀬能あづさ、三浦理恵子)、ribbon(松野有里巳、永作博美、佐藤愛子)、Qlair(今井佐知子、井ノ部裕子、吉田亜紀)の3グループが誕生している。

「おニャン子クラブの時代は、同じユニット内のメンバーが別々の芸能プロダクションに所属していたため、統制が取れなかったり利害が相反したり、何かと問題が生じていた。その反省からか、乙女塾ではグループ単位で同じ事務所に所属させていました。メンバー数は違いましたけど」(元番組スタッフ)

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最多5人のメンバーを擁するCoCoは、おニャン子では城之内早苗、うしろ髪ひかれ隊(生稲晃子、工藤静香、斉藤満喜子)と同じ、プロダクション尾木の所属になった。CoCoのメンバー5人のうち今も残るのは三浦のみだ。

「CoCoはとにかく仲が悪く、しょっちゅう男絡みで揉めていました。ファンだった方は覚えていらっしゃると思いますが、人気ツートップの三浦と瀬能が同じ男を奪い合い、結果的に瀬能が勝利して1996年に結婚したものの、わずか4年で離婚してしまった。テレビ界では〝完全に三浦に対する嫌がらせだったのでは?〟と、結構な話題になりました」(同)

2人が争奪戦を繰り広げたのは、当時、横浜ベイスターズの中心選手だった石井琢朗。石井は石井で瀬能と離婚した翌年に、フジテレビの女子アナとしれっと再婚する始末で、結局は瀬能も三浦も、女好きのプロ野球選手に手玉に取られただけだった。

イケメンADまでも取り合いに…

さらに他のCoCoメンバーでは、宮前が若き堂本光一の唯一と言っていいスキャンダル相手となり、大物食いぶりを披露してくれた。これら一連のスキャンダルには、全盛を極めていた写真週刊誌が関わっていたように思う。

だが、超肉食のCoCoメンバーたちは、その触手を現場の若手スタッフにまで伸ばしていたのだ。

「ある日、役者顔負けの超イケメンAD君が、坊主頭で現場に現れたんですが、頭を丸めた理由については口を開きませんでした。そこで、彼の上司に当たるチーフADにどんな失敗をやらかしたのか尋ねたところ、失敗は失敗でもAD職務中のミスではなく、CoCoのメンバー数人とプライベートで部屋を行き来し、その事実が発覚したせいだったのです」(同)

メンバーにも聞き取りをしたところ、「あまりのイケメンぶりに我慢ができず、つい誘ってしまった」と答えたという。AD君は生放送終了後、スタジオの掃除と残された台本を回収する役を担っていたのだが、メンバーはその台本に約束の時間と逢い引きする場所を書き込み、それを彼がチェックして訪れる段取りだったそうだ。

しかし、ある日、先輩ADが書き込みされた台本を拾ってしまい、一連のやり取りや関係が発覚。メンバーとの関係を断ち切ることを誓った彼は、その証しとして頭を丸めたのだ。

役者顔負けの超イケメンだからこそ、アイドルから口説かれたAD君。しかし、その後、彼の浮いたウワサどころか、その所在を耳にすることはなかった。

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