(画像)Studio Romantic / shutterstock
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伊藤美誠が代表入りピンチ!? パリ五輪代表は平野美宇に確定か…

『第19回アジア競技大会』が9月23日、中国・杭州市で開幕した。日本代表はどの競技出場者も「一つでも多くメダルを」と意気込みを語っていたが、中でも卓球女子は〝異彩〟を放つ盛り上がりを見せていた。


「アジア大会は24年パリ五輪の代表選考ポイントの対象で、優勝すれば最大80ポイントが加算される。ところが、伊藤美誠(22)が出場しておらず、同じ代表枠を争う平野美宇(23)が今大会でパリ五輪出場を決めるのではないかと注目されているのです」(体育協会詰め記者)


【関連】卓球・伊藤美誠「パリ五輪」代表落ちのピンチ!成長著しい後輩らにボロ負け? ほかパリ五輪シングルスの「代表枠3」を争うレースでは現在、早田ひな(23)が独走状態だが、2位の平野と3位伊藤のポイントは10.5の僅差。優勝すれば大量ポイントが加算されるため、平野の代表確定の可能性が高まっているのだ。

コロナで大会中止が相次ぎ…

この大会に伊藤が出場できなかったのは、前哨戦のアジア選手権で成績が振るわなかったから。だが、そもそも彼女が平野の後塵を拝したのは、〝五輪の後遺症〟ともいわれている。

「東京五輪で伊藤はシングルスで銅、混合ダブルスで金。団体戦にも出場したが、平野は団体戦への出場のみ。その悔しさをバネに、平野は加点の少ない国内Tリーグの試合にも積極的に出場し、コツコツとポイントを稼いできたが、対する伊藤は別の方法でパリ五輪を目指したのです」(関係者)


それが国際大会に参戦し「ドンと稼いで休む」を繰り返す戦略だったが、コロナ禍で国際大会が次々と中止に。これが原因で、ポイントが稼げなくなってしまったのだ。


「そうした事情もあって前哨戦のアジア選手権の成績が振るわなかったとの見方もあるが、伊藤にとってはこのアジア競技大会に出場できなかったのは、痛恨の極み。ライバルの活躍を、指をくわえて見守るしかないからです」(前出・体育協会詰め記者)


今大会で平野はシングルスの他にダブルス、団体戦にも出場するが、伊藤にすればそこで挙げる1勝、1勝が「自分を突き放す加点」に見えるはず。まさに同大会は、彼女にとっても目が離せない催しなのだ。