(画像)Artur Didyk / shutterstock
(画像)Artur Didyk / shutterstock

フィギュア・紀平梨花が大ピンチ!? 地方予選辞退で目指すは3年後のミラノオリンピックか…

フィギュアスケート女子の紀平梨花(21)が自身のSNSで、「今年の中部選手権はエントリーしないことをお知らせさせていただきます」と発表。この一報に、複数の関係者やメディアが衝撃を受けている。


「中部選手権の行われる愛知県の大会主催者は、『紀平は出る』と聞かされていたようです。その方向で調整していたものの、間に合わなかったのでは…」(スポーツ協会担当記者)


【関連】女子フィギュア紀平梨花の人気が急上昇!大人の色気で本田姉妹に肉薄!? ほか

「間に合わなかった」とは悲痛だが、その前に整理しておかなければならない問題がある。紀平がエントリーを見送った大会が、中部選手権という点だ。


彼女は2018年グランプリファイナルの覇者。つまりは世界レベルの選手だが、その彼女がなぜ地方大会への不参加を告知しなければならなかったのか。


「実は、紀平は21年に右距骨を疲労骨折し、22年はシード権のない状況となり、地方予選から出場しなければならなかった。しかも完全復活できなかったので、今季もシード権を持っていない。そのため、全日本選手権の予選となる同大会の出場を断念し、治療に専念したのです」(同)

地方予選から勝ち上がるには体力が…

気になるのは復帰時期だが、紀平は中部選手権欠場と同時に「2026年ミラノオリンピックの夢に向け、今年はケガの完治を優先しようと…」とも伝えている。だとすれば、来季は〝世界大会の表彰台〟に復活しなければ五輪出場はおぼつかないが…。この点については、業界からもこんな声が上がっている。

「来シーズンの完全復帰を目指すとしても、また地方予選から勝ち上がらなければならない。体力的に持たないとの見方が大勢を占めているのです」(関係者)


要は今季、中部選手権を欠場すれば、全日本選手権の出場資格を失ってしまう。一方、無理を押して出場し、好成績を積み上げれば来期は地方予選に出場しないで済むが、その保証はない。紀平はそのジレンマの中で欠場を決めたが、先行きはやはりイバラの道になると予想されているのだ。


「坂本花織(23)など、ライバルたちは好調です。10代の新鋭たちも、世界レベルに成長しています」(同)


世界覇者が大ピンチだ。