(画像)Roman Samborskyi / shutterstock
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新型コロナ感染拡大で“学級閉鎖”相次ぐ…第9波の襲来か!?

新型コロナ感染症が全国的に急増。2学期が始まった全国の小・中・高校では学級閉鎖が相次ぎ、茨城県や福島県は「すでに第9波に入った」との認識を示している。


「茨城県では、8月14日〜8月20日の1週間に報告された1定点あたりの新型コロナ感染者数は27.42人と、前週の約1.7倍に拡大。福島県でも同前週の1.5倍です。第9波に入ったと言ってもおかしくない状況です」(医療ライター)


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日本学校保健会の集計(9月6日時点)によると、新型コロナ感染拡大で全国の幼稚園、小・中・高校など639クラスが学級閉鎖に追い込まれている。前週と比べると3倍増だ。『藤巻耳鼻咽喉科・小児科』(千葉県市川市)の藤巻豊院長が、こう指摘する。


「コロナ感染者が急増しているにもかかわらず、以前のように専門家が表に出ず、マスコミも話題にしなくなった。政府の経済活動優先に支障をきたさないため、情報を流さないようにしているのでは、とうがった見方をしてしまいます。インフルエンザが流行っても、現状のコロナのような感染者数になったことは記憶にありませんよ」

警戒心を持つべき

同医院では、盆明けから発熱外来に電話が殺到した。

「ある日は、午前中に107人が受診して21人がコロナ陽性でした。1日に陽性者が30人を超えた日もあります。これは第8波のときと同じ数字です。今はコロナが感染症法上で5類に移行されて、きちんとした集計はなされていない。それに検査をしない人が多くなったこともあって、実際の感染者数はかなり増えているでしょう。5類であっても、正確な情報を流して国民に警戒心を持たせるべきです」(藤巻院長)


コロナ感染予防対策の緩和により、電車などでマスクをしている人は少数派だ。


「先日、愛妻と東京ドームで行われた巨人対阪神戦を見に行った。周りのおっさんたちがマスクなしで口角泡を飛ばして応援しているのを見て〝怖い〟と思っていたら、2日後に愛妻がコロナに感染していたんです」(前出・医療ライター)


第9波に要注意だ。