
桜花賞、オークスを制したリバティアイランドが早々と秋華賞直行を表明、ここは2冠牝馬への挑戦権を懸けての戦いとなる。近3年は京都の馬場改修の影響により中京2000メートルで行われていたが、今年は本来の阪神1800メートルに。過去10年のうち、阪神での7回を振り返ると、3連単10万馬券以上が5回と、波乱傾向はかなり強い。今年も突出した存在は見当たらず、混戦模様。高配当が飛び出す可能性は十分だ。
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《血統別》
主要種牡馬の阪神芝1800メートルの成績&複勝率(2018〜22年)と、今回の出走予定産駒はこちら。ドゥラメンテは【7・9・12・42】で40.0%。産駒はラファドゥラ。エピファネイアは【8・13・8・60】で32.6%。産駒はブライトジュエリー。ルーラーシップは【8・17・9・90】で27.4%。産駒はマスクトディーヴァ。キズナは【10・9・7・77】で25.2%。産駒はコンクシェル、レミージュ。ハーツクライは【14・12・11・115】で24.3%。産駒はソーダズリング。ジャスタウェイは【6・8・1・49】で23.4%。産駒はマラキナイア。リアルスティールは【2・0・0・7】で22.2%。産駒はアンリーロード。
ダイワメジャーは【4・7・3・52】で21.2%。産駒はセーヌドゥレーヴ。イスラボニータは【0・1・1・8】で20.0%。産駒はリサリサ。ロードカナロアは【9・8・2・93】で17.0%。産駒はブレイディヴェーグ。スピルバーグは【0・0・1・5】で16.7%。産駒はフォーチュンコード。キタサンブラックは【0・0・1・12】で7.7%。産駒はココナッツブラウン、ラヴェル。
《持ちタイム》
持ちタイムトップは1分45秒7のセーヌドゥレーヴ。以下、1分46秒4のマラキナイア、1分46秒6のコンクシェル、1分47秒3のアンリーロード、マスクトディーヴァと続く。阪神で行われた近7年のうち良馬場だった5回の平均勝ちタイムは1分45秒4。
《前走レース別》
阪神1800メートルで行われた近7回の前走別の成績&複勝率を見てみると、オークスが【7・2・3・37】で24.5%と出走数、勝ち馬共に多く、着順別では、オークスで5着以内だった馬が【5・1・3・6】で60.0%、6着以下だと【2・1・0・30】で9.1%。一方、1勝クラスから臨んだ馬は【2・2・1・21】で19.2%。今年はこのパターンの馬が多くエントリーしそうだが、前走から距離延長組が【1・1・1・2】で60.0%、同距離組が【0・0・0・18】で0%、距離短縮組が【1・1・0・6】で25.0%と、成績に開きがある。2勝クラスからも【0・1・4・17】で22.7%と好走馬が出ている。
馬券は◎コンクシェルからの馬連で勝負!
◎はコンクシェル。近2走は逃げてメンバー中最速の上がりで楽勝と完全に覚醒。勝って本番に臨みたい。○は2歳秋にリバティアイランドを破っているラヴェル。オークスでは4着と復調気配。立ち直れば今回のメンバーなら能力上位だ。▲は2000メートルの1勝クラスを1分57秒9で突破してきたブレイディヴェーグ。素質はかなり高そう。△はフローラSの2着馬で距離実績もあるソーダズリング、4戦4連対と堅実なココナッツブラウン、血統が好相性のラファドゥラ。馬券は、◎から印各馬に流す馬連で勝負!
《結論》
◎コンクシェル
○ラヴェル
▲ブレイディヴェーグ
△ソーダズリング
△ココナッツブラウン
△ラファドゥラ