今週は『ローズステークス』を取り上げます。
《馬場傾向》
直近3年は中京芝で行われていたが、今年は阪神芝1800メートルのAコース使用4日目で行われる。今開催は野芝100%で今年4月以来のAコース使用になるので、馬場の内側がいいはず。また、雨の影響を受けることが多いが、パンパンの良馬場なら超高速馬場が予想される。
【関連】JRA重賞『セントウルステークス』(GⅡ)美人競馬研究家・山崎エリカの「負けない馬券」 ほか
《ペース傾向》
過去10年かなりのスローペースが5回、平均ペースが3回、ややスローペースが1回。かなりのハイペースになったのは、重馬場で行われた2013年のみ。良馬場ならば、速くても平均ペースの範囲内で収まっている。実績馬にとっては叩き台の前哨戦は、スローペース化しやすいが、このレースは最初のコーナーまでたっぷり距離があるコースらしく、トライアルとしてはペースが速い部類。
《脚質傾向》
過去10年でスローペース時は先行馬の勝率100%。一方、平均ペース時は差し、追込馬の勝率100%となっている。逃げ馬も2着2回、3着1回と頑張れており、前からでもそれなりに押し切れているが、ペースが遅くはならないとみるのであれば、差し、追込馬を中心視するのがベター。
ここでは格上の存在のラヴェル
★ラヴェル
デビュー2戦目のアルテミスステークスでは、2冠牝馬リバティアイランドを末脚で封じて優勝した実力馬。デビューから桜花賞までの4戦は出遅れ続きだったが、オークスでは1番枠からまずまずのスタートを切って、2列目の最内を追走。3〜4角でも最短距離を通してラスト2Fで抜け出し、あわやの場面を作っての4着。最後はさすがに甘くなったが、それまでの競馬ぶりから一転して、先行策で善戦した内容は濃い。ここでは格上の存在だけに、鬼の居ぬ間に結果を出したい。
★ブレイディヴェーグ
ここまで3戦2勝。デビュー2戦目の未勝利戦では、出遅れを挽回して好位の外を追走し、ラスト2F標でスパートすると抜け出して1勝クラスを勝てる指数で6馬身差の圧勝。古馬初対戦となった前走の1勝クラスでも発馬でアオッたが、行き脚は付いて中団から4角出口で外に出されると、ラスト2Fすぎに馬なりで先頭。2着に3馬身半差、3着に7馬身もの差をつけて、3勝クラス勝ちレベルの指数で勝利。これまで出遅れ続きだが、能力を出せれば十分勝ち負けになる。
★コンクシェル
揉まれ弱い気性の持ち主。桜花賞では外を回るロスや決め手不足などの理由から大敗したが、ブリンカーを着用し、前に行く競馬で成績が上昇した。前々走の1勝クラスでは、逃げたことが吉と出て5馬身差で圧勝。2勝クラス勝ちレベルの指数を記録した。さらに、前走の2勝クラスでも逃げて5馬身差の圧勝。古馬の重賞でも勝ち負けになる指数で勝利した。逃げの競馬で本格化。前走の状態を保てていれば、そして今回も自分の競馬ができれば、ここでも当然チャンスがある。
山崎エリカ
新潟県出身。類いまれな勝負強さで「負けない女」の異名をとる女性競馬研究家。独自に開発した「PP指数」を基にした予想をnetkeiba.comの『ウマい馬券』で掲載。おもな著書に『全106コース対応 山崎エリカの逃げ馬必勝ナビゲーション』(ガイドワークス)。公式ツイッター=@_yamazaki_erika.
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