
欠陥住宅を見抜け!あなたの家を守るために…これだけは試して!
一部報道によれば、格安住宅メーカー『オープンハウス』が施工した新築戸建て住宅の不良や欠陥を訴える声が多数上がり、トラブルになっているという。
その内容は「壁や床の傷」「クロス(壁紙)の剥がれ」「ドアネジが締まっていない」「基礎が傾いている」などといったもの。こうした被害に遭わないよう、マイホーム購入予定者らは気を付けなければならないことはもちろんだが、すでに購入済みの方々も改めて自宅をチェックしてみる必要がありそうだ。
なぜなら、施工不良の多くは建物の基礎や構造箇所など目に見えない部分に潜んでおり、素人が新築の引き渡しの前に見つけるのは至難の業。数年後に不具合が判明することがほとんどだからだ。ただ、どの時点においてもいち早く建物の〝異変〟に気付くことが大切なのだ。
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一般の方は特に目視が中心となるが、家屋のチェックについて、不動産コンサルティング会社『さくら事務所』(東京都渋谷区)の住宅診断士・友田雄俊氏はこう話す。
「私たちのインスペクション(住宅診断)では、まず屋外から確認することが多い。外壁にひびの入っているところがあれば、その裏側を室内側からチェックしていく。壁にシミ跡がないかなど雨漏りの可能性などを想定し、室内の壁の色の濃淡を、注意して見ていくのです」
外壁のひび割れは、放置すると剥がれや破損の原因となり、建物の構造的な安全性や強度を損なう恐れがある。また、室内にできたシミは雨漏りや水回りの設備漏水のサイン、外壁の表面に開いたピンホール(小さな穴)は塗装不良の可能性が高く、たくさんあるようだとそこから毛細管現象で内側に水が入り込みやすいので注意が必要だ。
床の傾きで健康被害…
また、天井から水滴が落ちてくれば誰でも雨漏りだと気付くが、シミ程度だと住んでいるうちに見慣れてしまい、家屋の劣化が進んでしまうことにもなりかねない。同様に室内の壁際にはどこの家庭も家具を置いているだろうが、その裏側は死角となりやすいため、大掃除の際にはこの部分を確認することが必要なのだ。加えて雨漏りの原因箇所になりやすい部分としては、ベランダもある。
「手すりと外壁がぶつかる部分は、雨漏りしないように防水処理されている。継ぎ目をシーリングというプニプニした樹脂素材で埋めていくことが多いが、これも10年前後たつとだんだん固くなってひび割れ、隙間が空いていくことが多いのです」(前同)
一方、雨漏りと違ってドアが枠に当たってスムーズに閉まらないというような症状は、素人目にも分かりやすい。しかし、建ててから10〜20年もたつと蝶番が緩んだりすることが多く、これが原因なら過剰に反応する必要はないという。
怖いのは建物全体の歪みで、これが起きるとドアや窓の開閉が困難になっていく。こうした場合は、迷わず住宅診断士に相談することが肝要なのだ。
また、それ以上に深刻なのが床の傾きだろう。素人目にはなかなか分かりにくいこの施工不良は、人によっては頭痛や吐き気など健康被害に発展するケースもあるという。ビー玉を置いて転がり具合を試したり、スマホアプリで傾斜を確認したりする人もいるが、専門家によればこれらはあまり意味がないのだとか。
「木造だと部分的な凸凹はどうしても出てくる。ビー玉は置いたところが少しでも傾いていれば転がるが、全体としては問題ない範囲だったりする。スマホのアプリも同じで、測れる範囲が限定的です」(前同)
友田氏が指摘するように、ビー玉やスマホアプリの計測だけで欠陥住宅を疑うのは尚早かもしれないが、とはいえ人間の感覚には侮れないものがある。立っているだけで傾いていることが分かったり、引っ張られる感じがした場合は迷わずプロに相談し、家の傾きを正確に測ってもらったほうがいい。
新築はプロの住宅診断を依頼して
ちなみに、1000分の3(1メートルにつき3ミリ)未満の傾斜は、新築基準では「問題なし」とされており、1000分の6を超える傾きがあると、ほとんどの人が生活していて何かしらの違和感を覚えるという。他方、台所や風呂場、洗面所などで一番注意してもらいたいのは水漏れのチェックだ。水漏れの原因には、使う水を運ぶ給水管と水を捨てるための排水管の2つがあるが、住宅ライターはこうアドバイスする。
「給水管からの水漏れは、外にある水道メーターを見てほしい。水を使うとくるくる回る部品があるが、使ってないのにこれが回るようだと水漏れが疑われる。排水管の方は、台所や洗面所のシンクの下を開けて水のシミ跡がないかを見る。また、素手で触ってみて水滴がつかないかチェックしてもらいたい」
台所や洗面所の下には、鍋や洗剤などを置いている家庭が多いが、整理するついでに確認してみるといいだろう。
自分で確認して不具合を見つけたら、新築の場合はプロの住宅診断を依頼しよう。目視だけなら5〜7万円、詳細検査は6〜12万円程度だ。その上で施工不良が疑われる場合には、民法で定められた「契約不適合責任」と呼ばれる制度を利用し、売主側の責任を追及することができる。
瑕疵が認められた場合は、住宅メーカーや工務店が無料で補修することになるが、その契約不適合責任の請求期間は、瑕疵を発見してから1年以内。建ててから何年もたっている住宅の不具合は多くの場合、施工不良でなく経年劣化と判断されることも多いので、まずはリフォーム会社に相談してみよう。
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