
小沢一郎氏が首の皮一枚の崖っぷち…山本太郎代表に再接近で最後の賭けに!?
立憲民主党の小沢一郎衆院議員(81)が崖っぷちに立たされている。そもそも、小沢氏は一昨年10月に行われた前回衆院選において岩手3区で落選しており、比例復活で何とか当選を果たした御仁。力の衰えは明らかだ。
9月3日投開票の岩手県知事選では、子飼いの達増拓也氏が5選を果たした。目下、小沢氏は三度目の政権交代を夢見て、党内外で主導権を握ろうと必死。なりふり構わず他党に接近する姿には焦りがにじむ。三度〝剛腕〟は復活するのか。
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「今では何とか立ち直っていますが、前回、選挙区で落選したときは、相当にショックを受けていました」
小沢氏側近はそう語る。立ち直ったとはいえ、昨年7月の参院選では岩手選挙区に自らの元秘書を擁立したが、自民党候補に敗れており、岩手の『小沢王国』は半壊状態となった。
岩手県知事選で達増氏が落選していれば、小沢王国は全壊し、小沢氏の政治生命がジ・エンドを迎えるのは確実だった。
「自民党岩手県連が支援した候補は千葉絢子氏。フジテレビ系の岩手めんこいテレビのアナウンサー兼報道記者を経てフリーとなり、初めて出馬した2015年の県議選盛岡選挙区でトップ当選を果たしました。自民党の〝小沢潰し〟の本気度がうかがえる候補者だった。危機感を覚えた小沢氏は何度も岩手入りし、県内を駆けずり回っていたほど」(全国紙政治担当記者)
背に腹は代えられず、またもこの人に助けを求めた。れいわ新選組の山本太郎代表だ。2014年、小沢氏は山本氏と手を組み政党『生活の党と山本太郎となかまたち』を結成している。その再来とばかりに、再接近を図った格好だ。
8月31日、2人は盛岡市内にいた。小沢氏が「山本代表と私どもは同じ理想を目指しつつ、国民のための政治を作り上げようと力を合わせてきた。代表の温かい限りない友情に心から感謝している」と頭を下げると、山本氏はこう応じてみせた。
「岩手には希望がある。達増拓也がいるじゃないですか。実績があるから何度も知事に選ばれている」
もちろん、小沢氏が最終的に狙っているのは野党の結集である。本人は「三度目の政権交代を果たさなければ死ぬに死にきれない」と言ってはばからない。
小沢一派と共産、れいわは手を結んだ!?
れいわ新選組単独で勢力を拡大させることに腐心している山本氏は、他党と連携することに基本的に慎重ではある。だがこの日、山本氏はこう発言した。「与党を打ち倒す野党の大きな塊が必要になってくる。自民党の手の内をすべて知っている小沢さんの出番だと思っている。今こそ、小沢さんの知恵が必要」
2人は演説を終えるとガッチリ握手を交わし、小沢氏はピースをして手を高らかに上げて見せた。
小沢氏は次期衆院選で共産党とも連携したいと考えている。立民有志による「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を6月に立ち上げ、初会合では、ひな壇の中央に居座った。両脇を固めたのは、衆院選で共産党の支援を受けて選挙区当選した小川淳也(香川1区)、手塚仁雄(東京5区)両衆院議員だった。
「小川、手塚両氏は最近、山本氏とシンガポールを視察している。そこには、小沢氏の影がチラつく。小沢氏は7月、共産党の志位和夫委員長と会食し、候補者調整について意見を交わした。小沢一派と共産、れいわは手を結んだと言っていい」(政界消息筋)
残る問題の一つは、共産党と連携することに慎重な立民の泉健太代表の存在だ。小沢氏が有志の会を結成したのも、共産党との連携に向け、泉氏を牽制するため。小沢氏に近いある立民議員は「小沢氏は泉降ろしを狙っていますが、泉氏は代表を辞める気はなく、緊張が高まっています」と語る。
そもそも、小沢氏は一昨年の立民代表選で泉氏を支援したにもかかわらず、その後、泉氏から党運営や人事面で相談がないため、怒り心頭。「選対本部長代行に就くという約束も反故にされた」(小沢氏周辺)そうだ。
立民において選対本部長は代表が就く役職であり、代行といえば、それに次ぐポストである。この役職を小沢氏に渡すことに、党内からは「乗っ取られる」と警戒する声が上がり、泉氏は翻意した。いまだに党内で恐れられる小沢氏の面目躍如だが、腰が引ける泉氏も情けない。
野党結集を図る上で、もう一つ壁となって立ちはだかっているのが日本維新の会だ。維新はリベラル政党である立民と連携する機運などサラサラない。
「カギを握るのは、2日の国民民主党代表選(落選)に出馬した前原誠司元外相だ。前原氏は維新と良好な関係を築いており、立民も含めて野党が結集する必要があると考えている」(前出・全国紙政治担当記者)
今後、前原氏が立民と維新の間を取り持つ可能性はある。ただ、小沢氏と前原氏の関係は必ずしも良好とは言えない。
「かつて前原氏が東京都の小池百合子知事と『希望の党』を結成しようとした際、小沢氏も参画を狙った。しかし、前原、小池両氏は小沢氏を外して事を進めた遺恨が、今もなお燻っています。しかも、前原氏は野党結集といっても、小沢氏と異なり共産党を敵視していますから」(同)
小沢氏は野党結集という野望を実現させることができるのか、はたまた打ち砕かれるのか。小沢氏の三度目の〝剛腕〟に注目したい。
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