ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

ジャニーズ事務所は大量退所を阻止できるか…緊急事態に業界のドンが動き出す!?

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による元ジャニーズJr.らへの性加害問題について、「再発防止特別チーム」が8月29日、調査結果に関する記者会見を行った。同チームは「少年に対する性加害は紛れもない事実」とジャニー氏の性加害を認定。事務所の経営トップである藤島ジュリー景子代表取締役社長に辞任を提言した。


【関連】ジャニーズタレントがテレビから消える!? 来年4月期の番組で一掃されるとのウワサ… ほか

再発防止特別チームは、調査報告書の中で「テレビ局をはじめとするマスメディア側としても、ジャニーズ事務所が日本のトップのエンターテインメント企業であり、ジャニー氏の性加害を取り上げて報道すると、ジャニーズ事務所のアイドルタレントを自社のテレビ番組等に出演させたり、雑誌に掲載したりできなくなるのではないかといった危惧から、ジャニー氏の性加害を取り上げて報道するのを控えていた状況があったのではないかと考えられる」としている。


「今年3月にイギリスの公共放送BBCが、ジャニー氏の性加害をドキュメンタリーで放送した。その後、NHKが『クローズアップ現代』で取り上げた。今回の再発防止特別チームの記者会見については、大半のメディアは大々的に報じましたが、報道よりもドラマやバラエティー番組などを重視する視聴率至上主義のテレビ局とジャニーズ事務所の関係は、変わらないでしょう」(放送ライター)

退所を阻止できるか…

また、ジャニーズ事務所の最高責任者であるジュリー社長の辞任を促した提言を受けるかの格好で、同事務所は9月7日に記者会見を開くことを発表した。

「ジュリー氏が辞任しても、ジャニーズ事務所の大株主は彼女です。オーナーとして院政を敷くことはできる。それよりジュリー氏が心配なのは、彼女が手掛けてきた『嵐』や『TOKIO』、『関ジャニ∞』の動向。さらに、ジャニーズ事務所でいま最も人気のある『Snow Man』と『SixTONES』らを含めた若いグループが、こぞって滝沢秀明氏の事務所『TOBE』に流れるのではないかという危機感です」(スポーツ紙記者)


大手プロ役員の話。


「ジャニタレの退所を阻止するには、テレビ局との強い結びつきを示すしかない。芸能界の重鎮の1人が仲介に入ったというウワサがあります。ジャニーズの中には、その重鎮と太いパイプを持っているスタッフもいますからね。重鎮はNHK紅白歌合戦にも影響力を持っており、ジャニーズとNHK紅白担当者の間に入って、例年通り複数のグループが出場できるよう調整したという怪情報も飛び交っています。当然、裏では利権が絡んでいますよ」


ジャニーズの性加害騒動に便乗して〝漁夫の利〟を得ようとする輩がいる芸能界。まさに魑魅魍魎だ。