創業以来の大ピンチに陥っているジャニーズ事務所だが、これまで癒着関係にあったテレビ局が徐々に手のひら返しをはじめているという。

「故ジャニー喜多川氏の性加害に関する『再発防止特別チーム』による調査報告書で、この問題についての『マスメディアの沈黙』が指摘された。テレビ各局は、慌ててニュース番組などでジャニーズバッシングをはじめました。これまでどおりの関係を続ければ巻き添えを食らう可能性があり、ジャニーズタレントの起用を減らすよう調整しています」（民放関係者）

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そんな中、新たな〝イケメン枠〟の開拓が進んでいるという。

「現在、ドラマからバラエティー、情報番組まで、多くのジャニーズタレントが出演している。これを起用できないとなると、俳優やほかのアイドルだけではイケメン枠が埋まらない。一部の放送局は、元SMAPの新しい地図のメンバーや、滝沢秀明氏が社長のTOBEに接触しはじめています」（同・関係者）

最初にテレビ出演を果たすTOBEタレントは…

特に、元King ＆ Princeの平野紫耀や神宮寺勇太を擁するTOBEには、NHKなどが番組出演への調整を申し出ているという。

「平野はバラエティー番組でも活躍していましたし、テレビへの復帰が熱望されているタレントです。ジャニーズに忖度して起用を控えていましたが、いまや取り合いになっている。また、9月末でジャニーズを退所してTOBEに合流するといわれる岸優太に関しては、事務所退所後も今のレギュラー番組に継続して出演してほしいと熱望されています」（放送作家）

水面下で、TOBEに熱視線を送っているテレビ各局。そんな状況を、社長である滝沢氏は冷静に見ているという。

「タッキーは、タレントを安売りするつもりはない。ただ、テレビ出演はしてほしいというのが本音。そこで、段階的にですが、平野や神宮寺をテレビ出演させるのでは。まず、NHKの音楽番組などを最優先にして、紅白歌合戦出場への足がかりを作る。その後、民放のバラエティー番組やドラマにも、平野を中心にタレントの出演を進めていくようです」（スポーツ紙記者）

滝沢氏とTOBEのタレントたちは、古巣のピンチを踏み台にして、しっかりとおいしいところをゲットできそうだ。