片山萌美(C)週刊実話Web
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女優・タレント/片山萌美インタビュー〜円熟フェロモンダダ漏れの写真集も好調〜

舞台や映画、テレビドラマに大活躍の片山萌美。本誌の表紙モデルとしてもおなじみの彼女は、間もなく33歳になる。ますます円熟してフェロモンだだ漏れ中なのだが、先ごろは熱愛報道もあったばかりだが、そんな彼女に恋愛観や結婚観など、気になる部分を聞いてみた!


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――昨年12月に出された写真集『M』(ウィントアーツ)が大好評で、いまだに売れ続けている。デジタル写真集も好調だと聞きました。


片山 ありがとうございます。今回は、初めてのセルフプロデュース作品でしたので、やっていることが評価されたとすれば、とてもうれしいです。


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――これまでの片山さんのグラビアといえば、自然な美を強調されてる印象でした。今回はその辺を大胆に変えたとか?


片山 というか、最初はちょっとしたわがままだったんです。私のグラビアでのニーズはナチュラルというか、どこにでもいそうな、ファッショナブルではない女の子なんだろうなというのは承知していたのですが、「たまにはアクセサリーをつけてみたい」「メークも濃くしてみたい」って。


――そういえば、最近のグラビアではあまり見かけませんね。


片山 モデルになりたいというのが昔からの夢だったので、一度でいいからモードな写真、カッコいい写真を撮ってみたかったんですね。でも、今はそういう需要はないんだろうな…ということも分かっていました。そのことをマネジャーに話したら、「じゃあ、自分たちで写真集を出しちゃいましょう」ということになったんです。


――出来上がった写真集がすごい。表紙と裏表紙の厚みが3ミリ! まるで鎧で武装したような装丁です。表紙の顔はモノクロ。虚ろげでアンニュイなのに、裏表紙はカラーでセクシーなお尻がキュートに盛り上がっている。手に取るだけでワクワクさせてくれますね。


片山 実はこのお尻、撮影が決まってから3カ月間、毎日筋トレした成果なんです。それまでの私はお尻に全く関心を寄せてなかったのですが、カメラマンさんから「こういうのを撮りたい」と言われたので、ジムなどには通わず全部自宅で鍛えました。


――片山さん的に、一番のお気に入りカットはどれなんですか?


片山 いっぱいあるから難しいなぁ。でも、純白の衣装にスケルトンの骨組みのようなパニエを付けている写真があるんです。頭には大きな帽子をかぶって。


――中世ヨーロッパの貴婦人がスカートの下にまとっていそうな骨組みですね。


片山 こういうファッション、とても好きなんです。そのすぐ後に、網目状の鎖を全身にまとっているのもあるんですが、それも衣装なんですよ。


――まるで、鎧のようだ。


片山 ガチな鎖だったので、重くて肩が凝りましたが、こちらも好き。すいません、二つになっちゃいました。

いつか舞台で艶ボディーを披露して…

――挑戦したいことが行えて、満足されましたか?

片山 大満足です。自主制作なので、これまではなかなかできなかった関西でのイベントにも「赤字覚悟で行っちゃえ」みたいな。そしたら、ファンの方が「やっと来てくれた」と喜んでくださったので、行った甲斐がありました。中には、SNSを見て香港から駆けつけてくれた方もいらしたんですよ。


――グローバルなファンも掴んでいるんですね。


片山 自分をさらけ出すってとても怖いことだと思うのですが、30歳も過ぎたし殻を破ってみることも大事ですよね。ただ、正直これは売れないだろうな、売れなくてもいいかな…くらいの気持ちもあったのですが、そこはうれしい誤算でした。


――写真集だけじゃなく、精力的に表現活動をされている片山さんですが、9月には舞台も控えていますね。


片山 はい。4人芝居で新納多朗さん、清水優さん、丸山優子さんと共演します。演出が俳優として共演もしたことがある福士誠治さんなので楽しみにしています(『漂う、傍観者ども』脚本・深井邦彦。9/26〜10/1下北沢OFF・OFFシアター)。


――そういえば、片山さんが最初に多くの人の目に留まったのは雑誌のグラビアでしたが、舞台にはデビュー直後から出ていたんですよね。初めての主演舞台は『悲しき天使』でしたか?


片山 はい。大阪の遊郭を舞台にした物語で、新地太夫と呼ばれる遊女役が私でした。あの頃は無鉄砲でしたね。役作りのために〝女人禁制〟と言われている飛田新地を歩いちゃったんです。すごい怒られたり、水をかけられたりすると言われていたのに…。でも、大阪出身の大柄な共演者2人の陰に隠れるようにしていたら、事なきを得ました。独特の空気感を体験できたのは本当に貴重でした。


――遊女の役ということは、その艶ボディーを披露するシーンも?


片山 いいえ、せいぜいキャミソール姿まででした。ストーリーも人間模様が中心で、接客シーンなどもあまりなかったので…。


――生身の艶系片山ボディーを拝める舞台はなかったのでしょうか?


片山 そういえば、ないですね。特にNGにしているわけじゃなく、たまたまそういうオファーがなかっただけだと思うのですが…。


――ファンを代表して「艶系舞台のオファーをお待ちしてます」ということでいいですか?


片山 誌面を通じて募集しておいてください(笑)。


――ただ、公開中の映画『セフレの品格 初恋/決意』では、濃厚なベッドシーンを拝見できました。


片山 見ていただいてありがとうございます。タイトルには少しドキッとしましたね。でも、監督の城定秀夫さんとは別の映画(2017年『屍囚獄』)でご一緒していて、あのときの現場に比べたら、何でも耐えられるなと思いましたね。

「うんと年上」が好み

――そんなに過酷だったんですか?

片山 撮影が真冬で山奥だったんです。山小屋には暖房設備がほとんどなくて、小さいコタツで暖を取るのがやっとでした。おまけにスタッフも少なく撮影は24時間ぶっ通し。あるとき、私は薄着の衣装のまま全身びちょびちょに濡れた状態で大きな木に縛りつけられていたんです。カメラは回っていなくて、スタッフは遠くで何やら打合せ。放置状態です。「この時間は何!?」と思っている間に全身に震えがきて、ヤバイ、このままだと死んじゃう…みたいな。そこにようやくメークさんが駆けつけてくれて、縄をほどいてくれたので助かりました。『セフレの品格』でも雨に濡れてプールみたいなところをグルグル徘徊するシーンがあるのですが、あの冬山に比べたら全く問題ありませんでした!


――そんなに過酷な撮影を!? さまざまな体験をなさって、今がある…ということですね…。


さて、気になるのは間もなく33歳になる片山さんの恋愛観・結婚観です。ず〜っと「結婚したい!」とアピールされてますよね。


片山 はい、早く結婚したいです。一時は本気でマッチングアプリへの登録を考えていました。でも、芸名ではなく本名なので、すぐにバレちゃうなぁと思い諦めたんです。


――どんな男性がタイプですか?


片山 年下の男性には興味がないです。なぜなら、私がツンデレならぬ〝デレデレ〟だから。すごい甘えん坊で、ツンの部分は1くらい。あとの99はデレです。


――それは意外。普段からしっかり者なんだろうなと思っていました。


片山 理想的なのは、とにかく甘えさせてくれて、少々のことでは怒らない人ですね。あと、私の仕事に対して寛容な人がいいです。そして、私の愚痴でもちゃんと聞いてくれる人。なので必然的に、うんと年上の人を好きになっちゃいます。


――何歳までOKですか? ダブルスコア、またはそれ以上?


片山 清潔感があれば何歳でも大丈夫ですよ。あと、何かの記事で読んだんですけど、「すごい好きな面があるよりも、嫌いな面が少ない相手との結婚の方がいい」とあったんです。なるほどそうか、と思いましたね。私も、そういう相手を探したいと思います。
◆かたやまもえみ 1990年10月1日生まれ。東京都出身。T170、B92(G級)・W59・H87。2012年「第44回ミス日本グランプリ」でミス日本ネイチャーを受賞。ドラマ、映画、舞台等で活躍。ドラマ『ブラックポストマン』(テレビ東京系)出演中。写真集『M』はアマゾンにて好評発売中。X(旧ツイッター)@neichiamo