今年6月開催の格闘技イベント『RIZIN.43』に出場し、ドーピング検査を受けていた元K-1王者の木村“フィリップ”ミノルの検査結果に関する報告会見が、9月2日午後3時から行われ、RIZINの公式YouTubeチャンネルで生配信される。
もともと筋骨隆々だった木村だが、RIZIN参戦時にはK-1時代よりもさらにバキバキに。そのため、ファンやほかの格闘家からドービング使用を疑う声が相次いでいた。
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それを受けて、RIZINの榊原信行CEOは『RIZIN.43』の大会後会見で、「彼は疑われていることを払拭するため、ドーピング検査を受け入れた。結果は約1カ月後に出ます」と発表。
しかし、1カ月後の『超RIZIN.2』の大会後会見で「検査結果はまだ出ていない」と明かし、今後のRIZINでの木村の試合について「木村選手の検査結果によるところもありますが、(元K-1王者の)安保(瑠輝也)選手の試合も組みたい」と語っていた。
反・ドーピングで統一すべき?
「たっぷり時間をかけての検査結果発表となったが、さすがに、安保戦の実現が優先なので、陽性ということはないだろう。とはいえ、一度、〝シロ〟ということがハッキリしないと、木村の試合を組むのは難しかったのでは」(スポーツ紙記者)
すでに世界最大の格闘技団体・UFCは、世界アンチドーピング機関(WADA)と提携し徹底的にドーピングを排除しており、違反した選手にはかなり厳しいペナルティーを与えている。
「RIZINは米の団体・ベラトールと提携しているが、ベラトールの選手がUFCに参戦したところ、ドーピング検査で陽性が出たケースもある。そろそろ、世界的に反・ドーピングで統一すべきだろう」(格闘技業界関係者)
反・ドーピングに取り組むことになれば、日本の格闘技界にとっても大きなメリットがあるというのだ。
「外国人選手は当たり前のようにドーピングに手を出すので、減量後のリカバリーやスピード・パワーなどが同じ階級でも全然違う。なので、日本人選手が軍門に降ることも多いが、反・ドーピングで統一すれば、そもそも、参戦する外国人選手は減るだろうが、より公平な試合ができる」(同・関係者)
格闘技界の〝浄化〟が進みそうだ。
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