最も期待される若手女優の1人、森七菜の移籍騒動は『ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)』とのエージェント業務提携で落ち着いたかに見える。しかし、森の今後は前途多難なようだ。
「一時はSMAに電撃移籍すると報じられましたが、結果は業務提携。専属と業務提携では事務所の力の入れ方が違います」(芸能プロモーター)
森は昨年放送されたNHKの朝ドラ『エール』で、二階堂ふみ演じるヒロインの妹役として注目され、10月期のドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)で初主演。浜辺美波、上白石萌音に並ぶ有望株となったが、1月14日に森のプロフィルが所属の『アーブル』から消えていたことで移籍騒動が持ち上がった。
「森は14歳で芸能界入り。事務所の女性社長と寝食をともにしていたんですが、売れた途端に給料が安いと言い出した。裏でステージママの母親がそそのかしたんですよ」(スポーツ紙記者)
森は昨年12月に弁護士を立てて『アーブル』に契約解除を通告。事務所側が通告を拒否すると、すでに決まっていた仕事のボイコットをほのめかしたために、プロフィルなどを削除せざるを得なかったようだ。
思い出される宮沢りえの手法
5年前の女優・のん(旧芸名・能年玲奈)の独立問題から、芸能人の移籍や独立について公正取引委員会が目を光らせるようになり、世間の目も厳しくなった。
「森は前事務所との契約が、まだ残っていますからね。SMAはタレントの引き抜きを禁じる日本音楽事業者協会の会員ですから、専属契約ではなくエージェント業務提携にしたんです」(前出・芸能プロモーター)
その昔、10代前半でデビューした宮沢りえは、ブレークした途端に所属事務所から独立。事務所は大手プロの息がかかっていただけに、つぶされるのではないかといわれた。
「ところが、りえママ(すでに他界)はヘアヌード写真集で世間をあっと驚かせたんです。森にもそれくらいのことはやってほしいですね」(芸能ライター)
今後の森とステージママの動向から目が離せない。
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