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乃木坂46公式ライバル『僕が見たかった青空』衝撃の事実…本当のライバルは地下アイドル!?

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi/Shutterstock

乃木坂46の公式ライバルとして誕生した新人アイドルグループ『僕が見たかった青空(以下、僕青)』が、8月30日に『青空について考える』でCDデビューを飾る。思い返せば乃木坂46が、AKB48の公式ライバルとして誕生したのも2011年の同じ8月だったから、その辺りには因縁を感じざるを得ない。

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「乃木坂46がCDデビューを飾ったのは12年2月でしたが、11年8月の結成会見は衝撃的でした。当時のアイドル界の頂点に君臨するAKB48に、まさに喧嘩を売るようなものでしたからね。しかも、CDデビューすらしていないグループが、結成2カ月後の同年10月から冠番組『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)をスタートさせる異例のバックアップ。現在は以前と比べてテレビ界でのゴリ押しの通用度が違いますが、少なくともレコード会社側は僕青の『NHK紅白歌合戦』への初出場を目論んでの〝8月デビュー〟でしょう」(アイドルライター)

僕青の所属レコード会社はエイベックス・エンタテインメントだが、ここ数年、エイベックス・グループの紅白出場枠は4枠。しかし、その4枠は白組に偏重しており、それゆえ女性アイドル(紅組)の僕青には大きな期待がかかる。

「問題は僕青のデビュー曲の売れ行きです。応募総数3万5678人の中から選出された23人のメンバーは、確かに逸材ぞろいですが、優等生すぎて面白味に欠ける一面もある」(同)

また、アイドルファンの間では「エイベックスは女性アイドルグループの育て方が下手」が定説で、これまでにも『SUPER☆GiRLS』『東京女子流』『フェアリーズ』などをブレークさせられず、その手腕を疑問視されている。

興味がないからノースキャンダル!?

「いくら秋元康氏と組んでも、僕青はコンセプトがぼんやりしていてよく分からない。また、早々に特設サイトを立ち上げ、さらにX(旧ツイッター)やインスタグラム、YouTubeなどのSNSに高い順応性を示してはいるものの、再生回数の低迷ぶりは目を覆わんばかりです」(スポーツ紙記者)

唯一の希望は、6月15日のお披露目から2カ月を経過しても、メンバーのスキャンダルが露見しないことだろう。エイベックスはオーディション中に、入念かつ細部まで〝身体検査〟を済ませたに違いない。

インターネットには、俗に〝特定班〟と呼ばれる身上調査専門の利用者がいる。これまでにも彼らは、各アイドルグループのオーディション合格者が発表されてから早ければ1日、遅くとも数日以内にはスキャンダルの証拠を嗅ぎつけていた。

「乃木坂46は1期生から現在の5期生に至るまで、スキャンダルの洗礼を浴びてきたのに、いまだ僕青はスキャンダルの気配すらない。全国オーディション、特に地方出身の合格者の周辺には承認欲求が強い知人がいて、ホイホイと自分のSNSに合格者の過去をさらしてしまうもの。僕青メンバーにまったくその気配がないのは、エイベックスの危機管理能力が意外に高かった証拠です」(同)

しかし、アイドルシーンを盛り立てる現場のファンたちは、ほとんどと言っていいほど僕青には興味を示していないらしい。

「そもそも乃木坂46の公式ライバルという設定自体、今のアイドルシーンを正しく理解していない」

そう手厳しい発言をするのは、東京有数のアイドルオタクで『ハロー!プロジェクト』全盛期からファン活動しているE氏である。

スーパーライト層のファンが狙い目

彼によれば、現在のアイドルシーンの中心にいるのは坂道シリーズでも48グループでもなく、実は〝地下アイドル〟勢だという。

「東京だけでも500組を超える地下アイドルは、ルックスやパフォーマンスでも坂道シリーズに引けを取らず、稼ぎも月100万超えがゴロゴロいる。嫌なファンは一方的に出禁にできるし、48グループのように老人オタクに媚びる必要もない。アイドル志望の女子小中学生は、みんなその程度の情報は入手していて、わざわざ坂道シリーズや48グループのオーディションを受けないのです。彼女たちは地下アイドルで実利を取るほうが、賢明だと知っている。つまり僕青は、乃木坂46の公式ライバルを名乗った時点で、時代から取り残されているのです」(同)

そこまで言われたら身も蓋もないが、今のアイドルシーンを語る上では貴重な意見だろう。

「要するに僕青が売れたいのであれば、既存のアイドルファンをターゲットにしてはいけない。これからアイドルに興味を持ちそうな、スーパーライト層に訴求するべきです。乃木坂46が成功した理由は、AKB48が08年から10年にかけてのアイドル戦国時代を勝ち抜いたことで、敗れたグループの〝行き場をなくしたファンたち〟が一斉に流れる特殊な環境にあったから。現状、坂道シリーズや48グループの現場から溢れたファンは、地下アイドルに流れているので、行き場をなくしたファンが存在していない。その意味でも完全なる新規開拓なので、僕青がすぐにブレークするのは厳しいでしょう」(同)

デビュー前からネガティブな意見ばかりが飛び交っているが、これは乃木坂46がAKB48の公式ライバルとして結成されたときも同じだった。彼女らは運だけでなく、そんな風評を実力で吹き飛ばして大ブレークを果たしたのだ。乃木坂46にできて僕青にできないことはあるまい。

ちなみに乃木坂46は結成から3年たった14年ごろ、名実共に世間からAKB48のライバルとして認められた。僕青も3年間は不遇の時代を過ごすと仮定すれば、ポイントは「エイベックスがどこまで僕青を見捨てずに我慢できるか」になるだろう。

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