(画像)Conor P. Fitzgerald/Shutterstock
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大谷翔平“靭帯損傷”で打者専念か?争奪戦撤退で“史上最高額”契約も幻へ…

〝メジャー史上最高額〟の契約は幻と消えたか。


今季でロサンゼルス・エンゼルスとの契約が満了を迎え、移籍か残留か注目の的になっている大谷翔平。いずれにしても、現状を遥かに上回る大型契約は間違いないと目されていた。


「今季の大谷は投手でサイヤング賞、野手で三冠王も狙える成績で、FAの市場価値が高騰。現地メディアでは、5億ドル(約725億7600万円)や7億ドル(約1013億6500万円)など、チームメイトであるマイク・トラウトの4億2650万ドル(約605億円)というメジャー史上最高額を大幅に超えると予想されていました」(スポーツ紙記者)


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しかし、日本時間8月24日、大谷を悲劇が襲う。シンシナティ・レッズとのダブルヘッダー第1試合、大谷は2番・投手で先発出場すると、2回に腕の疲労を訴え緊急降板。試合後、ペリー・ミナシアン球団GMは会見を開き、「試合の合間に画像で検査をして損傷があった」と右肘靭帯の損傷を公表した。


投手としては命取りなこの怪我に、日米のメディアは騒然。さらに、ミナシアンGMは「今シーズン、彼はもう投げない」と、投手としては出場しないことも明言。残り試合は野手としてのみ出場することが決定したのだ。


「大谷は渡米1年目の2018年にも右肘靱帯を損傷し、オフにはトミージョン手術を受けました。これは、復帰まで1年から2年を要する手術で、翌年も打者のみの出場。2020年には投手復帰するもわずか2試合登板と、本格復帰は2021年までかかりました」(同・記者)

各球団が争奪戦から手を引くか…?

今回の靭帯損傷は以前と別の箇所であると発表されているが、二度目の故障となると、今後、これまで通りの投球はできなくなるかもしれない。ただでさえ来年には30代に入り、肉体的な衰えも出てくるころだ。

「現状、GMや監督は手術について断言していないが、靭帯再生となるとトミージョン手術は必須。そうなれば投げられるまで1~2年を要するが、そのころには年齢的にもこれまで以上に疲労が抜けにくくなってくる。現状でも疲労での痙攣や登板回避が続いているのだから、もう投手に見切りをつけ、打者に専念する可能性もあるでしょう」(スポーツジャーナリスト)


だが、これでは大谷の市場価値は暴落するという。


「HR王独走と打者単体でも十分立派ですが、史上最高額が噂されるほどの市場価値は二刀流にある。エースと4番の両方を1人でこなせるからこその評価であって、打者専念となると、大谷の市場価値はガタ落ちするでしょう。仮に二刀流を継続しても、満足行く投球ができるかは不透明。巨額契約を結ぶも活躍せず不良債権になる最悪のパターンも考えられ、各チームが争奪戦から一斉に手を引く可能性も高いでしょう」(同)


怪我でキャリアを狂わせるとは、超人・大谷も人の子だったということか。