8月26日に都内で開催された1分間最強を決める格闘技イベント『BreakingDown 9(BD)』の大会終了後、同大会のCEOである総合格闘家の朝倉未来が総括を行った。
同大会にはレジェンドK-1ファイターのジェロム・レ・バンナ、ボブ・サップ、〝ケンカ3000戦無敗〟の所沢のタイソン、ヨーロッパのケンカ自慢らが参戦して開催前から話題になり、北関東と大阪のケンカ自慢たちが熱いチームバトルを繰り広げるなどした。
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各メディアによると、会見で次の対抗戦はどうするかと聞かれた朝倉は、「僕的には今日の試合を見た感じを受けて、日本のプロ団体とやりたいなと思います。名乗り出てくれる団体があれば」と、次は国内のプロ格闘技団体との対抗戦を希望。
そのうえで、「団体同士もメリットしかないと思うので。なんだかんだ言ってBreakingDownが日本で今一番視聴率があるので、そこはぜひ名乗り出てもらいたいですね。BreakingDownのトップどころもプロと戦うことで実力が上がるし、そうなるとBreakingDownの中からプロに行くような選手が出て来るんじゃないかなと思います」と、その団体とWin-Winの関係にしかならないことをアピールした。
朝倉未来の提案に飛び付くのは…?
「国内最高峰のリングはRIZINで、そのRIZINに選手を供給しているのは老舗団体のDEEP、修斗、パンクラスでその他の団体の選手はなかなかスポットライトが当たらない。そんな選手たちにとって、すでにBDで実績を出している選手たちは〝賞金首〟のようなもの。機会があれば、BD参戦を狙っている選手は多いはず」(格闘技業界関係者)
朝倉はあくまでも、BDのリングでの対抗戦を希望。個人ではなく、プロ団体に参戦を呼びかけている。
「普通の格闘技の試合では結果が出せなくても、BDの1分なら実力を発揮できる選手も少なからずいるはず。格闘技1本で食べて行けない選手たちにとっては、〝ブレイキングドリーム〟をつかめる大きなチャンス。朝倉も新たなスター候補を探しているはずだが、とはいえ、どこの団体も他団体の出方をうかがうだろうが、最初に話に飛び付いた団体はとにかく話題になるはず」(同・関係者)
朝倉の呼びかけが、日本の格闘技界に新たな流れを作りそうだ。
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