東京ドーム(C)週刊実話
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巨人の次期監督に桑田真澄が急浮上!? 原監督の辞任で“阿部コーチ禅譲”が白紙か

読売ジャイアンツ・原辰徳監督の去就問題が、にわかに騒がしくなっている。


原監督は2019年、〝再々登板〟で3度目の巨人監督に就任。6度の優勝という第二次政権の実績を引っ提げ、編成権も持つ〝全権監督〟としてチームに君臨、初年度から見事V2を達成した。


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しかし、21年は3位に、昨年は〝暗黒時代〟と呼ばれた高橋由伸前監督以来となるBクラスの4位に低迷。今季も3位と4位をフラフラと行き来しており、2年連続Bクラスも十分現実的だ。


この低迷の要因として槍玉に上がっているのが、ほかならぬ原監督の手腕だ。


「今季の原監督は采配が振るわず、特に投手起用に関してはファンから不満が噴出。7月25日には、1点差の大事な場面に今季初登板の堀田賢慎を選び、ワンナウトしか取れず降板という案の定な結果を生みました。8月16日には〝謎のリクエスト〟騒動を起こし、集中力といったそもそもの資質を問われています」(野球ライター)


この試合、原監督は3回に二塁の判定へリクエストを要求。しかし、仮に二塁がセーフでも一塁への送球がアウト判定になっているため、〝覆ってもチェンジ〟という状況から『謎のリクエスト』としてX(旧ツイッター)でトレンド入りした。


「同一監督としての2年連続Bクラスは、90年近い球団の歴史で前例がない汚点となる。そうなると、3年契約の2年目ですが、原監督も恥と責任を感じて辞任を申し出るでしょう」(スポーツ紙記者)


そうなると注目は後任だが、人選をめぐっては〝変化〟が起きているという。

原監督辞任なら“総辞職”で共倒れか

「以前から、次期監督候補は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが既定路線。彼は現役晩年から将来の監督として期待されており、ヘッドコーチを務めているのも〝予行演習〟だと言われています。しかしここへ来て、阿部コーチが原監督に近いことから、辞任の場合はともに〝総辞職〟すべきとの責任論がフロント内で浮上。また、指導者の経験が浅いため、由伸前監督のような低迷も危惧されているようです」(同・記者)

そこで急浮上しているのが、原監督との対立が噂されている桑田真澄ファーム総監督だという。


「ファーム総監督を務めたことで若手からの信頼も厚く、若返りを望むチーム方針にピッタリ。スポーツ科学に即した指導論も、体育会系の阿部コーチに比べて評価が高い。現役晩年はメジャーに行っているが、国内では巨人一筋だったため、『生え抜きの4番かエースしか監督になれない』という伝統にも合致する。メジャー経験者でも生え抜きなら監督になれるという前例を作り、将来的に松井秀喜氏を迎える布石にしたい思惑もあるようです」(同)


すでに気になる動きも…。


「8月11日、桑田ファーム総監督は水野雄仁スカウト部長を帯同させ、甲子園球場で高校野球を視察。ファーム監督として若手を発掘する意向はもとより、監督として将来の主力を見定めるためだと見られています」(同)


来季の指揮官は一体、誰になるのだろうか。