(画像)Ground Picture/Shutterstock
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酒太りの可能性“エンプティーカロリー”のワナ!? アルコールは意外と高カロリー

この夏は記録的な猛暑のせいか、冷房の効いた居酒屋で冷えたビールを飲むのが、何より至福の時間という方も多いことだろう。中には「酒だけ飲んでいれば、それほど太らない」とタカをくくっている人も多そうだが、そこには〝大きな落とし穴〟があるという。専門家によれば、その飲み方は「酒太りとなる可能性がある」からなのだ。


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「酒に含まれるエタノールは1グラム当たり約7キロカロリー。しかも大半が代謝で消費され体内に蓄積されないため、酒だけ飲んでいれば太らないといわれてきたのです。ただ、その〝エンプティー(空)カロリー神話〟は大きな間違い。酒にはエタノール以外にも糖質が含まれており、かなり高カロリーなのです」(酒類ライター)


例えば、缶ビールは1本(350ミリリットル)当たり約150キロカロリー。また、グラスワイン1杯は約100キロカロリーで、日本酒1合は約200キロカロリー。つまり、350ミリリットルの缶ビールを1本飲むと、お茶碗半分以上の白米を食べたのと同じなのだ。

糖質ゼロでもカロリーはゼロではない

「日本酒やワインなどは穀物や果実などを発酵させて造る醸造酒で、原料の糖分がそのまま残りやすい。ビールも糖質量が多い酒の一つです。これに対して焼酎やウイスキー、ウオッカ、ジンなどの蒸留酒はアルコールを複数回過熱して造るため、糖質が含まれにくい。特に、複式蒸留製法で造られた酒はアルコール度数が高めですが、糖質はごくわずかしか含まれていません」(酒造ジャーナリスト)

ちなみに、近年は糖質ゼロを謳うアルコール飲料も人気だが、糖質がゼロだからといってカロリーもゼロになるわけではないという。


また、醸造酒・蒸留酒にかかわらず、何より問題なのは酒だけ飲む人はごく少数で、やはり酒にはつまみが欲しくなることだとか。


「つまみを一緒に摂取すると、塩分や脂肪分などが代謝されずに体内に残って脂肪となり蓄積される。それが原因で太るのです。なるべく太らないためには、カロリーの低い野菜類やきのこ類、たんぱく質を含む肉、魚、卵などを選ぶことが重要です」(同)


やはり、暴飲暴食には注意が必要なようだ。