4月に公開された俳優・新田真剣佑主演の映画『聖闘士星矢 The Beginning』が、悲惨な大爆死を遂げた。
『聖闘士星矢』初の実写映画化とあってファンの期待値は高かったが、残念ながらそれを裏切る結果となってしまったようだ。
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同映画のセリフは全編英語。東映が制作費6000万ドル(約87億円)を全額出資したとされ、新田にとってはハリウッド本格デビュー作となった。
だが、世間ではまったく話題にならず。一部週刊誌によると、興行収入は世界で合わせて10億円に届かない状況という。
東映は今ごろ怒り心頭なのだろうが、さらにお怒りなのが往年の聖闘士星矢ファンだ。
原作とかけ離れた描写にファン怒り
ファンから最も不評だったのは、原作よりかなり地味な聖闘士の〝装い〟である。同映画では、聖闘士が身に着ける防具『聖衣(クロス)』を原作どおりではなく〝よろい〟のようなデザインに変更したのだ。
「原作がある場合、登場人物の衣装はそのまま踏襲するのがセオリー。ファンからは、なぜ原作に忠実に制作しなかったのかとため息が漏れています。原作の車田正美氏は映画化にあたり、原作から変化をつけてもいいと許可したようですが、それが裏目に出たのかも…」(芸能ライター)
以前からのファンはそっぽを向き、海外のファンもまったく食いつかなかった『聖闘士星矢 The Beginning』。映画公開前、《ビギニングがファイナルになる予感しかない》などという声もあったが、予感的中といえそうだ。
それでも、興行収入5億2000万円と悲惨な結末を迎えた伝説の実写映画『デビルマン』(2004年)よりはマシだろうか。
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