ロシアのショイグ国防相が、朝鮮戦争の休戦協定締結70周年の記念行事に合わせ、ロシア国防相としては23年ぶりに北朝鮮を訪問した。7月27日の夕方に開催された軍事パレードでは、金正恩総書記と並んで閲兵台にも登壇。正恩氏は「ロシア軍とロシア国民は今後、大きな成功を収める」と述べ、ショイグ国防相も朝鮮人民軍を「世界最強」と称賛し合った。
「今年5月に行われたロシアの対独戦勝記念の軍事パレードには、かつてナチス・ドイツの機甲師団を蹴散らした『T-34』戦車1両が参加しました。今回、北朝鮮も『T-34』戦車3両をパレードの先頭に登場させています。ショイグ国防相に朝ロの結束をアピールする演出でしょう」(北朝鮮ウオッチャー)
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北朝鮮が今後、ロシアに対して武器だけではなく、兵士や労働者などの人的支援を含めて、ウクライナ戦争にどれほど関与するのか注目されている。
「武器供与に関係するところで、今回のパレードではこれまで必ず登場していた火砲類が姿を見せませんでした」(同)
北朝鮮軍が所有する火砲は、自走152ミリ榴弾砲、自走170ミリ火砲、自走240ミリ多連装砲などで、これらが1門もパレードに登場しなかったのは極めて異例のことだ。
火薬は証拠が残らない…
ウクライナ戦争を勝ち抜くためにロシアが北朝鮮に求めているのは、砲弾と弾薬といわれている。正恩氏としては、ショイグ国防相の目の前で、「火砲はすべてロシア軍に提供しています」ということを示したかったのではないか。
「北朝鮮製であっても、火薬は証拠が残りません。これまでも弾薬が、北朝鮮からロシアに送られているという情報はありました。今後は北朝鮮の弾薬や火砲がシベリア鉄道を経由し、ウクライナの最前線に輸送されることになるでしょう」(軍事ライター)
戦闘が長期化すれば、ロシア軍、ウクライナ軍ともに兵力の確保が大きな課題となる。
「ウクライナのゼレンスキー大統領は8月に入り、軍の徴兵に関する不正があったとして、各地の責任者を解任しました。ウクライナもロシア同様、兵役逃れが横行しており、兵士不足は深刻です。ロシアが北朝鮮製の武器を調達すれば、戦況は一気に傾くでしょう」(国際ジャーナリスト)
どうやらウクライナ戦争の帰趨は、北朝鮮が握っているようだ。
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