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視聴率はダントツなのに!? 日曜劇場『VIVANT』“喜べない”裏事情とは

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TBS (C)週刊実話Web

視聴率が判明したその瞬間、TBS局内に歓喜の声がこだましたという。同局が社運を賭けて制作する日曜劇場『VIVANT』の視聴率が、ようやく上向いてきたからだ。現在、7月期ドラマの中でダントツの視聴率をキープしているが、実はつい最近まで、局内の評価は非常に厳しいものだった。その理由だが…。


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「すべては視聴率につきます。7月16日放送の初回世帯視聴率が11.5%で個人7.4%、2話が世帯11.9%&個人7.2%、3話が世帯13.8%&個人8.9%だったからです。計3話の世帯平均12.4%&個人7.8%ですが、実は前枠に放送されていた『ラストマン~全盲の捜査官~』に完敗でした。ちなみに『ラストマン』は、初回世帯視聴率14.7%&個人8.8%、2話世帯13.1%&個人7.8%、3話が世帯12%&個人7.3%。計3話の世帯平均が13.3%&個人は8%」(TBS関係者)

一見すると、視聴率的には決して悪いわけではないのだが…。

「それが大ありなんです。『ラストマン』の制作費は1話あたり4000万円弱。しかし、『VIVANT』は1話1億5000万円以上も掛かっているんです。コストパフォーマンス的に見たら世帯平均で20%、個人なら10%以上を取らないと営業的に元が取れなかったわけです」(事情通)

結果に勢い付く局内

TBS上層部が頭を抱える中、8月6日、注目の第4話が放送されたのだ。

「世帯が13.4%、個人が8.4%。ちなみに『ラストマン』の4話は12.4%、7.3%。制作費が高い『VIVANT』が『ラストマン』に勝ったことで。営業的には体面が保てたわけです」(TBS編成関係者)

この結果にTBS局内は勢いづいているという。

「ドラマの核になっていた別班が堺雅人演じる商社マン・乃木憂助だったことが明らかになった。展開次第では視聴率は右肩上がりに上昇する可能性があるわけですから、盛り上がっています」(制作関係者)

TBS上層部が狙っているのは〝伝説のドラマ〟と異名を取る『半沢直樹』の再来というが、果たして…。

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