(画像)yu_photo/Shutterstock
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懲りない自民党がまたタレント候補擁立…芸能界から干された歌手・尾形大作が衆院選に出馬

自民党の茂木敏充幹事長は8月3日、演歌歌手の尾形大作(60)を衆院大阪18区の支部長に起用、次期衆院選で擁立することを発表した。


「参院選にしてもそうですが、自民党は少しでも知名度がある芸能人に飛びつく。当選してから選挙民を裏切るタレント議員もいる。自民党が次期衆院選に擁立する尾形は、反社との黒い交際が明らかになって、半ば芸能界を追放される形で約30年前に消えた演歌歌手。きちんと身体検査したのか心配です」(情報番組関係者)


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福岡県出身の尾形は武田鉄矢と同じ福岡市立三筑中学校を卒業、1981年にデビューした。86年に発売した『無錫旅情』は130万枚のミリオンセラーを記録し、一躍スターに。87年、88年と連続してNHK紅白歌合戦に出場した。


「ミリオンセラーを飛ばして紅白に2回も出場している歌手なら、いまだに第一線で活躍していてもおかしくありません。尾形は素行の悪さで〝芸能界の育ての親〟とされた音楽プロデューサーの故・山田廣作さんの逆鱗に触れて、芸能界から干されたんですよ」(芸能プロ関係者)

芸能界を干されたいきさつも知ってか…!?

山田氏はロックバンドの『ゴダイゴ』を育てたほか、作曲・作詞家の故・中山大三郎氏とのコンビで故・島倉千代子さんの『人生いろいろ』や天童よしみの『珍島物語』を大ヒットさせた敏腕音楽プロデューサーだった。

「山田さんは日中の文化交流にも熱心で、当時、世界的には無名だった中国の無錫をテーマにした『無錫旅情』、また大連をモチーフにした『大連の街から』をプロデュースし、尾形に歌わせたんです。尾形はあっという間にスターになったことで天狗になったんでしょうね。後輩の歌手たちに威圧的な態度を取ったり、金銭面でも不満を漏らすようになった。しかも、自分ではなく間に反社の人間を入れた。そのことに山田さんは我慢できず、尾形を見放したんです」(山田氏と親交のあったテレビ関係者)


先の情報番組関係者は「昔の尾形の人間性を知る芸能関係者は、まさか自民党が彼を担ぐとは思わなかったはず」と、驚きと心配の色を隠さない。