韓国の人気インフルエンサー・DJ SODAの〝セクハラ被害〟が波紋を広げている。

DJ SODAは、大阪の音楽フェスでパフォーマンス中、複数人の観客から「突然、胸を触られた」と14日にX（旧ツイッター）で告白。「10年間でこのようなことは一度も経験したことがありません」と訴えた。

イベント主催者が「法的措置を取る」との声明を発表するなど〝犯人捜し〟が進む中、DJ SODAが普段からバストや身体のラインを強調した衣装を着用しているためか、一部のネットユーザーの間では「売名行為では？」などといった疑惑が持ち上がっている。

また、16日には〝豊胸のスペシャリスト〟である美容クリニックの統括院長が「おっぱいアピールなしでDJだけで勝負しろよっ 日韓関係を悪くしたいなら日本に来なくていい」とXで猛反発し、のちに謝罪した。

この騒動は時間を追うごとに広がりを見せており、鎮火の気配はいまだない。DJ SODAの母国・韓国では「日本は痴漢国家」などと批判する声もあり、やっと雪解けの傾向が見られるようになった日韓関係にまで暗雲が垂れ込めている。

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「昨年、都内では痴漢の摘発件数が約390件に上り、前年の約1.6倍になっています。その7割は電車や駅で起きており、新型コロナの収束で電車通勤や通学が増えたため、数字が上昇したのでしょう。とはいえ、さすがに〝痴漢国家〟はいいすぎでは…」（ジャーナリスト）

日本に痴漢が多いという認識が広まった要因のひとつに、近年、有名人がSNSなどで声を上げるようになったことがあるかもしれない。

今年6月には、フジテレビの佐々木恭子アナが痴漢被害にあった過去を明かした。先ごろ結婚を発表したタレントの藤田ニコルは、「チャリが後ろから走ってきて、胸触られたことあります」と告白。

俳優の中条あやみも学生時代、オジサンに後ろからスカートをまくり上げられるという痴漢被害にあったことを明かし、話題になった。

昨年11月には、モデルの水原希子がバラエティ番組の中で、「痴漢は日本独特の文化。日本だけだと思います。痴漢って」などといった持論を展開し、大炎上した。

DJ SODAの告発で一気に広がった痴漢論争。日本はこのまま〝痴漢国家〟の烙印を押されてしまうのだろうか…。