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『VIVANT』劇場版制作は既定路線?“あと10年”は稼ぎたいTBSの思惑

役所広司
役所広司 (C)週刊実話Web

今夏ドラマで〝一人勝ち〟状態なのが、TBSの日曜劇場『VIVANT』だ。堺雅人が主演を務め、共演者はほぼ主役級。海外ロケが多く、壮大なスケールで制作されており、SNSでの考察論争もにぎわっている。見逃し配信サービス・TVerのお気に入り登録者数は143万人超えだ。

そんな注目作だけに、すでにTBS関係者の間では〝続編〟の話が持ち上がっているという。


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「視聴率が好調で、8月13日に放送された第5話は、世帯平均が14.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区・以下同)を記録しました。初回放送の11.5%から大幅にアップし、TBS社内では最終回までに20%も狙えると、鼻息が荒くなっているようです。第6話からは、ついに役所広司さんと二宮和也さんが本格的に出演する予定で、さらに視聴率アップが狙える」(民放関係者)


劇場版『VIVANT』は興収50億円超!?

初回放送まで内容が明かされず、TBSの佐々木卓社長すら詳細を知らないといわれていた同ドラマ。放送がスタートしてからは情報規制が多少ゆるくなったようで、他局にも今後の展開などが漏れ出している。

「どうもTBSでは、来年に向けて映画化の構想を練っているようですね。というのも、『VIVANT』には1話あたり1億円近い予算が掛かっているといわれています。CMや配信だけで回収できる規模ではなく、劇場版は既定路線のようです」(同・関係者)

TBSは、人気ドラマの『99.9-刑事専門弁護士-』、『TOKYO MER~走る緊急救命室』の劇場版を制作し、それぞれ大ヒット。劇場版『VIVANT』を制作すれば、興行収入は50億円を軽く超えるだろうと予想されている。

「TBSが誇るヒットメーカーの福澤克雄氏が原作を手掛けているので、いくらでも劇場版につながるストーリーを書けるはず。福澤氏は過去に『七つの会議』などで映画監督も経験済みです。現時点で『VIVANT』は、テレビシリーズだけではすべての謎が解き明かされないとのウワサも出ています」(スポーツ紙記者)

その映画版では、役所と二宮が主演を務めるのではないかといわれている。

「主役クラスでギャラの高い役所と二宮を、中盤までほとんど使わないというのは贅沢すぎる。ドラマとは別に、2人は海外で劇場版の撮影をしているなんて話も出ています。劇場版だけでなく、ドラマ版をシリーズ化したり、サイドストーリーのスペシャルドラマを制作したりして、TBSは『VIVANT』であと10年は稼ぐつもりでいるのでは」(同・記者)

豪華キャストをフル活用しての劇場版やシリーズ化は、ファンももちろん望んでいることだろう。

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