(画像)iro46/Shutterstock
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あの球界OBは今…杉谷拳士、井川慶“風変り”なキャリアを歩む元プロ野球選手たち

プロ野球の世界を去った球界OBの進路は多様化している。タレントや野球解説者、ユーチューバーへの転身が目につくが、中には風変りなキャリアを歩む人物もいるようだ。


元オリックスの投手・海田智行氏は、2022年オフに戦力外通告を受け、去就が注目された。TBS系で毎年放送される『プロ野球戦力外通告』に22年12月に出演した際、ソロキャンプに出かけ、たき火をしながら複雑な心境を明かした。


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視聴者は「プロ野球選手なのになぜキャンプのVTRがやたら長いのか」と首をかしげた。番組終わりにナレーターの『少年隊』東山紀之が、「海田智行のプロ顔負けのキャンプ動画もParaviで」と動画配信サービスの視聴を呼びかけたため、さらに疑問は膨らんだ。


なぜキャンプなのか…? 視聴者は大いに戸惑った。だが後に、海田氏はキャンプ道具の販売店の立ち上げを目指すと報じられ、一応〝オチ〟はついた。


現在、海田氏はオリックス戦の解説や、独立リーグ・姫路イーグレッターズの監督を務めるなどマルチに活躍中だ。

すっかり仙人と化してしまった球界OBも…

よく分からない進路を歩んでいるのが、元北海道日本ハムの杉谷拳士氏。引退試合となった同チームと侍ジャパンとの壮行試合(22年11月5日)で、両軍の選手から胴上げされ、プロ野球選手としては異例とも言える華々しい去り際を見せた。

その後はテレビ番組に出演するかたわら、自身の会社を立ち上げた。かと思えば、オーストラリア、アメリカを旅し、7月にアメリカのエンタメ野球チーム、サバンナ・バナナズに入団した。


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現地時間7月22日の試合で杉谷氏は6回表に登場すると、試合途中なのにチーム全員で『きつねダンス』を披露。相手投手が股間にグラブを当て、踊りながら隙を見てボールを投げ込む奇妙な光景の中で、杉谷氏は遊ゴロに倒れた。


どうやら野球を武器に人生をエンジョイする考えのようだが、今後の仕事の軸はイマイチ見えない。


引退を宣言していないものの、第一線から退いている元阪神・井川慶氏も風変りだ。解説者として活動するかたわら、ポーカープレーヤーとしてテレビ出演し、国内大会への出場をこなす。現役時代はラジコンに熱を上げていただけに、〝趣味人〟として生きるのが性に合っているのかもしれない。


ほか、元ソフトバンク監督の工藤公康氏は長男の俳優、工藤阿須加の農業を手伝い、元ソフトバンクでメジャーリーグでもプレーした城島健司氏はもっぱら釣りに熱中。福岡で釣りの冠番組を持つが、選手時代の精かんな顔つきとは一転し、すっかり仙人と化している。


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なにはともあれ、〝第2の人生〟を満喫してほしいものだ。