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突然降板!『ニュースウオッチ9』有馬キャスターは権力の圧力に負けた?

『ニュースウオッチ9』有馬嘉男キャスターの降板は圧力か
『ニュースウオッチ9』有馬嘉男キャスターの降板は圧力か (C)週刊実話Web

NHK『ニュースウオッチ9』の有馬嘉男キャスターが、来る3月いっぱいで降板すると発表された。有馬氏は、安心感のある語り口と知的な外見が人気で、降板の報道は驚きをもって伝えられた。

ところが、このニュースが流れると、ネット上からはこんな意見が投稿されることに。

《NHKが政府に忖度しましたかね》

《これどう考えても圧力に対し、忖度の受け入れだな。最初から決まっていたなんて言い訳だ。NHKは国営だから永田町の言いなり。》

《ガースーは自分が降板させようとしたとウワサが立っているのであるから、それを打ち消すように降板を阻止するようNHKに圧力をかけるべき。でも火のないところに煙は立たない、でガースーの思い通りの可能性が大。ガースは最初の入閣が総務大臣で、総務省関係にはやたら首を突っ込んでくるから》

菅義偉首相がNHKに圧力をかけて降板させたというコメントだ。

有馬キャスターは、昨年10月に菅首相が6名の任命を拒否した学術会議問題で、生出演した首相に対して「現状を改革していくっていうときには、説明が欲しいという国民の声もあるようには思うんですが」と舌鋒鋭く切り込んだ。すると、菅首相は語気を荒げて「説明できることと、できないことってあるんじゃないでしょうか」と、不快感をあらわにした。

支持率上昇の材料がない!

この一件で山田真貴子内閣広報官がNHKの政治部長に「総理が怒っている」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」と抗議したと、昨年11月に発売された『週刊現代』で報じられた。

国会で野党議員からこの記事内容について質問された菅首相は報道を否定し、「記事の内容も承知していない」と答弁。しかし、朝日新聞デジタルの追加報道によると、昨年12月5日の会食の場で、「(NHKが)所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について話を聞くなんて。全くガバナンスが利いていない」などと言及したという。

先ごろのNHK世論調査で菅内閣の支持率は2ポイント下がり38% 、不支持率は44%と下落が止まらない。共同通信が行ったものも同様で、支持率38.8%は前回1月の調査から2.5ポイントマイナスで初の40%割れ。不支持率は3.1ポイント増の45.9%と高くなっている。

支持率上昇の材料がコロナワクチン接種くらいしか見当たらない菅首相。焦る気持ちで扱うには、あまりにリスクが大きいと言えまいか。

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