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ゴキブリ急増で“殺虫剤商戦”勃発!コロナ禍のステイホームが原因か…

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(画像)fizkes/Shutterstock

コロナ禍以降、家にいる時間が増えたからか、〝1匹見かければ100匹いる〟といわれるゴキブリと遭遇する機会が急増。ここにきてゴキブリ殺虫剤市場が過熱しているという。

日本で主に出没するゴキブリはクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、ヤマトゴキブリの4種類。この中で全国的に生息しているのが、クロゴキブリとチャバネゴキブリで、特に家庭で遭遇する機会が多いのが前者なのだ。

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「ゴキブリが好むポイントは食べ物や水のある所、それに暖かくて湿度の高い場所です。リビングならテレビの裏側やタンスの奥。寝室ならベッドの下の隙間など目立たないところに潜んでいる。一番注意しなければならないのはキッチンで、冷蔵庫の下や冷蔵庫と壁の隙間、コンロの下にある戸棚スペースにも多く潜んでいます」(生活ライター)

外からの侵入を防ぐことも必要

ゴキブリ対策では、ベイト剤(虫が好む毒餌を配合、摂食させて殺虫する製剤)と呼ばれる駆除剤を、ゴキブリの生息しやすいところに置く方法が根絶にはベストだという。

「コロナ禍となり自宅で料理する人が増え、生ゴミの排出量と共にゴキブリも増えている。そのため、一番多く潜むキッチンには、5〜10個くらいのベイト剤を置くと効果的です」(同)

アパートやマンションなどの集合住宅では水場やベランダが他の部屋と繋がっているため、ゴキブリが侵入しやすい。また、外からの侵入を防ぐため、エアコンのドレンホースにキャップを付けるなど侵入口を塞ぐことも必要だ。

「フマキラーはゴキブリ殺虫剤のテレビCMにお笑い芸人の出川哲朗、キンチョウで知られる大日本除虫菊は俳優の山本耕史、アース製薬は芸能活動休止中の演歌歌手の氷川きよしを起用し、CM合戦を繰り広げている。昨年のゴキブリ殺虫剤市場は232億9000万円とコロナ禍前の2019年と比べ、約14%増も拡大しているのです」(大手広告代理店関係者)

ちなみに、料理もしない本誌50代独身編集者Hは、自宅でゴキブリにも出会えていない。さみしい限りだ。

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