沢口靖子 (C)週刊実話Web
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沢口靖子『科捜研の女』あと最低5年は続く?テレ朝が手放さない裏事情

8月16日より、『科捜研の女 season23』(テレビ朝日系)がスタートする。言わずと知れた長寿ドラマシリーズだが、意外にも視聴率は伸び悩んでおり、1桁視聴率が多くなっていたこともあって〝打ち切り〟がささやかれていた。


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それでも、テレビ朝日は同ドラマを〝もっとも重要なドラマ〟に位置付けているという。そこには、どんな裏事情があるのか…。


「現在、テレビ朝日では『相棒』シリーズが一番人気ですが、主演の水谷豊が高齢のため、次のシーズンで終了との話もあります。同じく大人気の『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズは、主演の米倉涼子の体調不良などで継続が難しくなっている。もう『科捜研の女』に頼るしかない」(スポーツ紙記者)


それを裏付けるかのように、新シーズンは〝水曜21時枠〟での放送となる。これまでは木曜ミステリー枠、火曜21時枠だったが、ついに『はぐれ刑事純情派』『相棒』などを放送してきた〝歴史あるドラマ枠〟へ移動になった。


「『相棒』が終了したあとのことを考え、『科捜研の女』を水曜21時に移動したのでしょう。もともとドラマ好きの中高年を抱えている枠ですし、『科捜研の女』も視聴率アップを狙える。この枠でファンを増やし、最低でもあと5年は続けて、30年目に突入させると意気込んでいます」(同・記者)

沢口靖子の“天然ぶり”もポイント?

とはいえ、若者ウケはいまいちであろう『科捜研の女』。民放各局が若者を中心としたコア視聴率を重視する中で、テレビ朝日はなぜ『科捜研の女』を猛プッシュするのか。

「メディアではコア視聴率がやたらと取り沙汰されますが、莫大なCM料を支払う大企業は、中高年が好む番組を必要としています。テレビ朝日は売り上げの基盤になるドラマとして、『相棒』や『科捜研の女』を大切にしている。それに、予算を潤沢に使えるため、若手を育てる良い現場が作れる。視聴率が落ちているとはいえネームバリューがありますし、スポンサーも集まるので『科捜研の女』を手放すわけにはいかないんです」(民放関係者)


主演の沢口の人徳も、シリーズを継続させるための大きな要因になっているという。


「沢口さんは少し天然で、現場でもまったく偉ぶるような態度はない。正直、水谷さんや米倉さんは注文も多く、扱いづらいというのがスタッフの本音のようです。沢口さんも『科捜研の女』をライフワークにしていますし、『相棒』が終了すれば、さらにテレビ朝日の『科捜研の女』推しは加速していきますよ」(制作会社スタッフ)


テレビ朝日の期待を一身に背負う『科捜研の女』と沢口。30年目に向けて蜜月関係は続いていきそうだ。