(画像)Salma Bashir Motiwala/Shutterstock
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北朝鮮・金正恩総書記がロシア・ショイグ国防相と会談…ウクライナ参戦か!?

7月27日、朝鮮戦争(1950〜1953年)で戦火を交えた国連軍(米軍主力)と北朝鮮・中国軍(中国人民義勇軍)が、休戦協定を結んで70年の節目を迎えた。この日を「戦勝節」と位置付ける北朝鮮は、午後8時ごろから平壌で記念式典を開催し、国威発揚を図る大規模な軍事パレードを実施した。


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朝鮮半島における南北対峙が今日まで続く中、世界13位の経済大国に成長した韓国に対し、北朝鮮は「核保有国」として大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に拍車を掛け、またぞろ「第二次朝鮮戦争」が勃発するかもしれぬ緊張が高まっている。


「安保理(国連安全保障理事会)常任理事国のロシアがウクライナに侵攻したことで、組織が機能不全に陥り、それが北朝鮮の核開発に弾みをつけました。昨年5月、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射への制裁決議案に対し、ロシアは中国と共に拒否権を発動。核兵器開発をめぐる対北朝鮮制裁決議案が、初めて否決されました」(外交関係者)

ロシアと北朝鮮の関係は強化される

記念式典には、ロシアのショイグ国防相と中国の李鴻忠中央政治局委員が出席。北朝鮮の金正恩総書記にそれぞれプーチン大統領と習近平国家主席の親書を手渡し、共通の「敵」である米国を意識しながら中朝露3カ国の結束を誇示した。

「北朝鮮とロシアの関係拡大が懸念されます。北朝鮮に弾薬を援助してもらったロシアは、代わりに重油や食糧などを供与して、経済制裁をなし崩しにしています」(軍事ライター)


式典の前日、北朝鮮国防省が開催していた『武装装備展示会』を訪れた正恩氏とショイグ氏は、ICBM『火星18型』や開発中の新型ドローン(無人攻撃機)などを視察。会場の写真も公開された。


「英紙『フィナンシャル・タイムズ』は、ウクライナ軍がロシア軍から奪った北朝鮮製のロケット弾を使用したと報じています。今後、国防と安全保障分野における共通の利益について、ロシアと北朝鮮は関係をさらに強化していくでしょう。しかし、北朝鮮がウクライナの侵略に加担したとなれば、米国との関係がさらに悪化することは間違いありません」(同)


正恩氏は燃料と食糧欲しさに、危険な賭けに出たと言えよう。