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日ハム・新庄剛志監督の采配に「はー…」とため息!? 不満を隠さない野球解説者が話題に

新庄剛志
新庄剛志 (C)週刊実話Web 

なかなか調子の上がらない北海道日本ハムだが、試合中継で〝ある解説者〟がこのところの新庄剛志監督らの采配を批判し、ファンが好意を寄せている。日本ハムOBではあるが、昨季まで阪神コーチを務めていた「外様」の反旗に今、注目が集まっている。

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8月5日の福岡ソフトバンク戦で、日本ハムはリードしていたが、先発の伊藤大海がピリッとせず、五回途中に6-5と追い上げられ降板。後を託したのは、4日に一軍に上がったばかりの石川直也だった。

石川は肉離れで離脱し、ようやく復帰した身。22年シーズンまで阪神投手コーチを務めた日本ハムOB・金村曉(さとる)氏は、解説席で「すごいよね、ピンチで(投げるなんて)…」と驚愕した。

結局、石川は五回をしのぎリードを守った。だが六回、今季1登板のみの立野和明に交代したところ、1回3失点と炎上。七回は3日に一軍に上がった宮内春輝が投げたが3失点。中継ぎ陣が崩壊し、6-11と大敗した。

試合そっちのけで新庄采配を批判か…

試合中、立野らの起用に微妙な反応を見せていた金村氏は、七回裏のプレー中に怒りが頂点に達したのかグチが止まらず。

僅差でリードする場面であるのに、既存の中継ぎ陣ではなく一軍に戻ったばかりの石川、立野、宮内で乗り切ろうとした采配を「謎なんですよ」と疑問視した。

金村氏は解説そっちのけで持論を展開。「ピッチャーの優先順位をまずつけとかなきゃいけない」と首脳陣を批判し、宮内らをかばったが、その宮内も6日に登録抹消されてしまった。

どうやら金村氏の指摘は、投手の起用法を考えているとされる建山義紀投手コーチにまったく届いていなかったようだ。

6日のソフトバンク戦では、1点ビハインドで五回裏、日本ハムの攻撃で先頭打者が出塁し、金村氏は「だいたい点入りますよ。これ」とノリノリに。

しかし、打率チームトップの次打者・松本剛がバントの構えを見せると、実況と声を合わせるかのように「はーーーーーー…」と嘆息。直後に「これちょっと面白い」とフォローしたものの、走者を送る選択肢を見て不満げだった。金村氏は攻撃時の采配にも不満を抱えているようだ。

日本ハム戦の中継でテレビ解説を務めるのは岩本勉氏、鶴岡慎也氏、金村氏といったところだが、試合中にグチを漏らすのは金村氏ぐらいのものだ。

「アンチからうるさいと批判されがちで、『まいどどーも!』の決めゼリフでおなじみの岩本氏と、金村氏は対照的。金村氏は選手時代、当時のトレイ・ヒルマン監督に『絶対許さない』とぶちまけた過去を持つ。一見愛想が良くないようにも見えるが、自軍の選手に対しても容赦なく説得力ある指摘を浴びせ、このところ共感を集めている」(野球記者)

実は岩本氏、北海道内のバラエティ番組にも呼ばれるようになり、道内独立リーグの野球チームでスペシャルアンバサダーを務めるなど日本ハム、北海道との関係性が深くなっている。鶴岡氏もローカルの野球番組に出演し、侍ジャパンにも同行しており、今後の日本ハムコーチ就任は確定的な状況だ。

「解説の立場からチームを批判できる存在と言えば、もはや日本ハムとあまり利害関係のない金村氏しかいないだろう」(同・記者)

この調子で忌憚のない意見を述べ続けてほしい。

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