東京ドーム(C)週刊実話 
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巨人・坂本勇人が三塁コンバートへ?原辰徳監督“かつてない好機”についに決断か

巨人・坂本勇人の打撃が好調だ。6月下旬に右太もも裏肉離れで離脱したが、7月28日の復帰後5試合は、打率.529、2本塁打、6打点、2度の猛打賞と大暴れ。OPSは脅威の1.659と、全盛期並の輝きを放っている。


「春先こそ大ブレーキの坂本でしたが、その後は本来の打撃を取り戻し、打率やOPSは投高打低の中でリーグ3傑に入る傑出度を誇っている。チームも彼を欠いた状態では打線が繋がらず、35歳を迎えようとする今なお重要な主軸打者です」(スポーツライター)


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一方、懸念されるのは身体への負担だ。坂本はレギュラー定着から丸15年、負担の大きいショートのポジションを守り続けてきた。昨季・今季と怪我で離脱する場面が増えているのも、ショートの守備による疲労の蓄積との見方が支配的だ。


こうした点から、すでにチーム内では、来季からのコンバートが本格検討されているというのだ。


「これ以上のショートは体に負担ですが、打撃がチームに欠かせないとなれば、コンバートして使い続けるしかない。幸い、守備だけならルーキー・門脇誠の好守で埋められそうですし、後継者に目処が立った今がチャンスという考えのようです」(同・ライター)

秋季キャンプの注目は坂本勇人?

かねてから浮上しては立ち消えていた坂本のコンバート。ついに本格転向となると、一体どこのポジションに回るのか。

「かつては外野が有力視されていましたが、秋広優人が台頭し、梶谷隆幸が復調、ウォーカー、ブリンソンと強打の助っ人が控え、ルーキー・浅野翔吾の成長も期待される中では、なかなか入り込む余地がない。原辰徳監督が描いているのは、自身も守ったサードへのコンバートだそうです」(スポーツ紙記者)


現在のサードには、原監督の〝若大将〟を襲名し、6年連続30本塁打が間近に迫る若き大砲・岡本和真が君臨しているが…。


「岡本はサブポジションとしてファーストを守っていますが、これが〝本職〟になるようです。岡本は一塁守備にも定評があり、3月のWBCでは、準々決勝のイタリア戦でライト前に抜けそうな打球を逆シングルで掴むファインプレーを見せている。玉突き的な転向も難なくこなせるでしょう」(同・記者)


現在、ファーストは中田翔が守っているが、こちらは。


「中田は春先に打撃爆発していましたが、怪我からの復帰が早すぎたのか、ここのところ調子を落としている。年齢的な問題もありますし、来季以降は不安要素の方が大きい。おそらく、ファーストに岡本が入り、中田は代打での起用がメインとなるのでは。好調の時はスタメン入りし、5月の試合のように岡本がレフトに回るでしょう」(同)


オフの自主トレや秋季・春季キャンプでは、坂本の守備練習にこれまで以上の注目が集まりそうだ。