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令和の怪物!『千葉ロッテ』佐々木朗希のトップシークレット起用法

Andrey Yurlov / Shutterstock

〝令和の怪物〟ついに始動――。千葉ロッテの佐々木朗希は昨季、「まだ体ができていない」と判断され、二軍登板すらなかったが、井口資仁監督は佐々木について、「一軍戦力」として計算しているという。それも、首脳陣だけが知る〝トップシークレット〟として…。

「もう少し投球フォームを固めたいという報告を受けています」

2月3日、井口監督が佐々木の「紅白戦での登板ナシ」を公言。これを聞いて、「今年も基礎体力作りなのか…」とガッカリしたファンも多かっただろう。

ルーキーイヤーの昨季、一軍帯同を続けた佐々木だったが、それは〝怪物育成〟を託された吉井理人コーチの目の届くところに置くためだった。

「試合前のアップは一緒でしたが、その後はランニングや体幹トレーニングがメーンで、完全な別メニューでした」(スポーツ紙記者)

今季、実戦デビューするのは間違いない。紅白戦よりも対外試合、オープン戦よりも本番、そのため、井口監督は、可能な限り佐々木を隠すつもりでいた。

「ケガをしないことが大前提ですが、一軍で登板させますよ。変則的な起用になります」(球界関係者)

変則的な起用とは、ローテーション入りさせない先発登板を指している。

佐々木朗希の初登板は30~40球でおしまい!?

一軍で投げたら、翌日には出場登録を抹消し、二軍で体力回復の調整をさせる。たとえ勝っても、いや、160キロ超えを連投するような快投を披露したとしても「翌日抹消」だけは変えない。

佐々木にはまだ1年を通じて投げきる体力がないためで、初登板の投球数は30~40球がメドになるという。徐々に球数も増やしていくが、「今季は100球まで届かない」と、低めに目標設定がされている。無理をさせないためだ。

「一軍登録を抹消したら、10日間は再登録できません。重要視される課題は、その10日で『体力を回復できるのかどうか』。回復すれば一軍登録と同時に登板させて、ダメなら2、3日先送りします。調整の一環で、必要なら二軍登板もさせます」(同・関係者)

佐々木は投球フォームを少し変えた。これも吉井コーチの指示だが、「未登板の投手がなぜ?」と批判的な声も聞かれた。ただ今は、佐々木を信じるしかない。

井口監督は対戦チームに「佐々木対策」をさせないため、オープン戦も投げさせたくないくらいに思っているそうだ。令和の怪物の初登板は、果たしていつ?

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