エンタメ

55人の遊女の怨念が…通行禁止になった山梨県「おいらん淵」【3連休に行く!? 暑さ吹っ飛ぶ最凶心霊スポット1】

Goinyk Production
(画像)Goinyk Production/Shutterstock

近年、地上波から「心霊番組」がすっかり消えた印象だが、〝霊感商法〟などにつながりやすいというコンプライアンス的な意味合いで扱いにくくなっただけで、オカルトファンが絶滅したわけではない。

実際、この時期には毎年YouTubeやブログでマニアたちが各地の「心霊スポット」を巡礼する動画が人気になるという。

【関連】“呪いのトンネル”でトラブル続出!12年ぶり日本開催「WRC世界ラリー選手権」で心霊騒ぎ ほか

そんな中でも、数々の超常現象や怪奇現象の発生が確認されている最凶心霊スポットのひとつとされているのが、山梨県甲州市にある「おいらん淵」だ。

この地には、戦国時代に武田信玄が所有する「黒川金山」があり、一帯には高山町が作られ、鉱夫たちのための遊郭があったという。

「当時は〝黒川千軒〟と称されていたそうですが、武田家が滅亡後、金山は閉鎖。当時の奉行は金山の秘密が漏れることを恐れて、遊郭にいた55人の遊女と労働に従事した武士を皆殺しにしたのです」(オカルトライター)

その殺害方法も、かなり残虐。川の上に吊った演台を用意し、その上で遊女らを舞わせている間に、演台もろとも川に沈めてしまったというのだ。

山道に現れる「白い女の霊」

「下流部にある丹沢山村には、遊女の遺体が流れ着いた伝説も残っており、慰霊のために〝おいらん堂〟が建てられています」(同・ライター)

こうした遊女の怨霊が今でも成仏せずに漂っているのか、現地ではこれまで数々の心霊現象が発生している。

特に目撃証言が多いのが、山道に現れる「白い女の霊」だ。

「実際、肝試し感覚で現地を訪れた若者の車が付近の山道のカーブで事故に遭うことも少なくなかったそうです。『白い服を着た女性が立っていた』と証言するドライバーもいて、有名になったんです」(同・ライター)

「おいらん淵」は、国道411号の旧道沿い、甲州市と北都留郡丹波山村の境のあたりだとされ、地元では「銚子滝」と呼ばれているが、実際はこれより上流の藤尾橋近くにある「ゴリョウ滝」ではないかと伝えられている。

いずれにせよ、現在は「おいらん淵」につながる旧道は通行禁止になっており、事件があった現場を訪れることはできなくなっているという。

くれぐれも物見遊山で近づかない方がいい。

あわせて読みたい