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JRA重賞『エルムステークス』(GⅢ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ (C)週刊実話Web

今週のエルムステークスは、以前から楽しみにしていたレース。なぜなら3歳の頃からの〝推し馬〟が出走するからです。現地観戦したい気持ちは山々なのですが、仕事の関係で当日の札幌入りは叶わず…。応援馬券を握りしめて〝推し活〟に励みたいと思います!


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その推し馬とは、タイセイサムソンのこと。横山和騎手がほとんどのレースで手綱を取り、若い頃から「いつかは重賞に」と能力を高く評価していたんです。ただ、気性面に課題があり、能力を発揮するのが難しいタイプ。

鞍上によると「気を抜くと引きこもっちゃうような男の子」なんだとか。鮮やかな勝ちっぷりなので、レース後には目を輝かせて取材に行くのですが、横山和騎手は「いい勝ち方をするけど、油断できないところがある」と慎重に話すのが恒例となっていました。

精神面に課題が残る中で、あのパフォーマンス。前走のアハルテケステークスは1000メートル通過が58秒4。重馬場とはいえやや速いペースで運びましたが、最後まで脚色が衰えることはなく、最後は手綱を緩めて2着馬に4馬身差をつけました。

潜在能力を秘める横山和騎手の期待馬!

この馬のよさであるスピードが存分に生きる馬場&展開で恵まれた面はあったものの、やっぱり強い! と思わせる内容。レース後の鞍上は「毎回勝つときは強さを見せてくれますが、やはりダートは層が厚いです。

もう1つ2つレベルが上がったときに、この馬の競馬ができるかが課題。ポテンシャルはあるので、今後は精神力、走り方、体がしっかりしてくるといいですね」と相変わらず渋い口ぶりでしたが、これも期待の大きさゆえ。

折り合い面に課題があり、1400メートル戦を使っていた時期もありましたが、もともとは1600~1800メートルを使われていたように、このくらいの距離がベスト。滞在で落ち着きが出ればなおいいはず。

ようやくたどり着いた重賞の舞台。相手は強くなりますが、この馬のポテンシャルを存分に発揮してほしいです。単勝と馬連はオーソリティ、ハセドン、ペイシャエス、ペプチドナイル、ルコルセール、ワールドタキオンへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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