ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏による元所属タレントへの性加害について、国連の人権理事会に属する「ビジネスと人権」作業部会の聞き取り調査が7月25日から始まった。国連が被害告発者の調査に乗り出したことで、ジャニー氏の性加害騒動は、世界的な問題に発展する可能性が高くなった。

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「世界を股にかける企業やコンプライアンスを重要視する企業間では〝ジャニーズ離れ〟が加速するでしょう。企業CMで番組を制作している民放は、戦々恐々ですよ」（放送ライター）

日本テレビ系では、約3週間後（8月26日・27日）に迫った今年の『24時間テレビ46』のメインパーソナリティーをジャニーズ事務所の『なにわ男子』が務める予定だ。

メイン入れ替えが行われる!?

24時間テレビは2003年以降、20年にわたり毎年、ジャニーズ事務所のタレントがメインパーソナリティーを担ってきた。

「タレントに罪はないですが、ジャニー氏の性加害は国連が調査に乗り出すほど深刻な問題になっている。性加害を放置し続けたジャニーズのタレントが、チャリティーの名を借りて番組出演することに納得いかない視聴者も急増している。なにわ男子の道枝駿佑が主演する24時間テレビ内のドラマはすでに撮り終えており、放送するしかないが、日テレとしてはジャニーズ色を払拭することに頭を痛めています。フリーアナの有働由美子がチャリティーパーソナリティーに就任しましたが、状況によっては彼女をメインにして、なにわ男子をチャリティーの方に回すという善後策も考えているようです」（日テレ系列の制作会社スタッフ）

また、ジャニーズ事務所との癒着が指摘されてきた年末のNHK紅白歌合戦も、岐路に立たされている。

「毎年、ジャニーズのアイドルグループを5～6組出場させていた紅白は、〝ジャニーズ祭り〟と方々から揶揄されるほど癒着のウワサが絶えなかった。ジャニー氏の性加害で国連まで調査に乗り出した。紅白選考の見直しも求められています」（大手レコード会社役員）

ジャニーズがメインのテレビ局は、変われるか!?