
北海道日本ハムファイターズの本拠地、エスコンフィールド北海道で、飲食物の持ち込みを巡りトラブルになったと主張する人物が現れた。
新聞への投書がきっかけとなり、ネット上でも広く知られることとなったのだが…。
件のトラブルがネット上で話題になったのは、7月上旬。高齢者男性がエスコンを訪れたときの出来事を、北海道新聞の投書欄に寄せた。
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男性が言うには、小学生とみられる子どもが、おにぎりを持参して入場しようとした。だが、係員が止め、おにぎりをゴミ箱に捨てたという。
これを見て心を痛めた男性は、ファンクラブの退会を決意したようだ。この投書がネットで拡散されると、「子どもがかわいそう」との声が続出した。
おにぎりを捨てた?投書が話題に
エスコンでは、子ども用の「適度なお菓子」の持ち込みは認めているが、おにぎりはNGとみられる。
会場の手荷物検査はどのようになっているのか。野球記者はこう語る。
「入り口にもよるが、係員が入場口前で持ち込み禁止物があることを呼びかけながら、手荷物を検査している。観客はバッグやリュックの中身を係員に見せる。そばに一般ゴミ、カン・ビン、ペットボトルを捨てるゴミ箱があり、持ち込み禁止物があればそこに捨てる。手荷物検査が済めばドアを通り、電子チケットをかざして入場できる。分かりやすく言えば、金属探知機はないものの、おおむね空港と似たような形式」
エスコン側はこの件について公式見解を示しておらず、投書内容の真偽は不明だ。
「北海道新聞は、Fビレッジのオフィシャルプレミアムスポンサーを務めるなど、球団と関係が深い。だが、2014年6月にはチームが低迷しているにもかかわらず栗山英樹監督(当時)の続投が早々に決まると、スポーツ面で批判を展開した。報道の面で言えば、球団の方針には是々非々の立場を貫いてはいる。投書欄も同じく、なのだろうか…」(同・記者)
なにはともあれ、投書した男性が日ハムファンであり続けてくれることを祈りたいが…。