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『なでしこジャパン』快進撃もシラケムード?いまいち盛り上がらないワケは

(画像)Jose Breton- Pics Action / Shutterstock.com

女子W杯日本代表の『なでしこジャパン』が7月31日、グループステージ第3戦で、強豪スペインと対戦。4-0で下し、グループ首位での通過を決めた。決勝トーナメント1回戦では、ノルウェーと対戦する。


まさに圧巻だった。なでしこジャパンは立ち上がりからボールを支配する展開を強いられたものの、電光石火のカウンターを炸裂させ、前半だけで3点のリードを奪った。


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後半82分には、ダメ押しとなる4点目を田中美南がゲット。まさかの番狂わせに、次の対戦相手のノルウェーは緊急ミーティングを行うなど、なでしこジャパンの実力に警戒心を強めているようだ。

今回のW杯では開幕直前までテレビ中継が決まらず、最悪の場合、放送が行われない可能性もあったが、7月13日にFIFAとNHKが電撃合意し、事なきを得た。

当初は実力不足が指摘されていたものの、蓋を開けてみれば破竹の快進撃に、さぞやNHK関係者もホクホク顔と思いきや、どうも視聴率はいまいち伸びていないという。

なでしこジャパンの実力は男子でいうと…

「2021年の男子W杯カタールのアジア最終予選では、日本のテレビ局が放映権を買い取ることが出来ず、DAZNが中継しましたが、有料にもかかわらず多くのサッカーファンが視聴しました。一方、今回のなでしこジャパンの放送は、チームが快進撃を続けているにもかかわらず、ほとんど空気状態。強いといってもそれはあくまでも女子の中でなので、目の肥えたサッカーファンにはどうしてももどかしく見えるようです」(スポーツライター)

実際、ネット上では「なでしこジャパンの実力って、男子でいうとどれくらい?」という声が上がっており、サッカー通からさまざまな回答が寄せられている。諸説はあるもののまとめてみると、おおむね男子U16程度というのが定説になっているようだ。

「どうしても女子は男子に比べて身体能力が劣りますから、中学生の選抜チームには負けるかもしれません。もちろん、男子と比べること自体、意味のないことですが、カタールW杯の三苫薫の〝1ミリアシスト〟などの神プレーを見てしまうと、退屈に思えるようです」(同・ライター)

なでしこジャパンが史上初となる世界一の座を勝ち取った2011年のW杯ドイツ大会では、午前5時からの放送だったにもかかわらず、平均視聴率21.8%を記録。瞬間最高視聴率は、優勝決定直後の27.7%だった。

かつては多くの国民の視線を釘付けにしたなでしこジャパンだが、それも今ではすっかり過去のことだ。

次のノルウェー戦は、8月5日の午後4時50分から放送されるが、果たしてどれだけの視聴者を集めることができるか。

実力はほぼ五角だけに、カウンター狙いではなくガチンコの戦いでファンを魅了して貰いたいものだ。

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