
両親の自殺を手助けした罪で起訴され、7月31日に保釈された歌舞伎俳優の市川猿之助被告が、東京都内の病院で入院しているものとみられることを、一部メディアが報じた。
猿之助被告は7月31日、勾留先の警視庁原宿警察署を出たあと、報道陣に一礼して迎えの車に乗り込んだ。その後、車で都内の病院に向かったという。
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「警察と検察が危惧するのは、1人になった時に自ら命を絶ってしまうこと。そうならずに公判で法廷に立たせるには、入院させるのがベストの選択だろう」(全国紙の司法担当記者)

猿之助被告の“恋人”は関係性を否定したが…
入院先で面会できるのは、おそらく弁護士と、いとこで同じ澤瀉屋一門の歌舞伎俳優、市川中車(香川照之)・團子親子ら限られた歌舞伎関係者になりそうだが、メディアが狙うターゲットは猿之助被告の〝恋人〟と報じられている2世俳優だという。
「事件発生時、猿之助被告の自宅に入ったのは、所属事務所のマネジャーと猿之助被告の付き人のような存在だった〝恋人〟。その〝恋人〟に対して、『遺産をすべて譲る』というメモ書きのような遺書を残していたというだけに、猿之助被告は会いたくて仕方ないはず」(芸能記者)
そんな猿之助被告の思いを踏みにじるように、その〝恋人〟は『週刊文春』(文芸春秋)に直撃された際、同年代の女性と一緒で、記者が猿之助被告の事件について聞くと、「何にも関わりないので」と関係性を否定した挙げ句、本名を名乗って110番通報してしまったというのだ。
「猿之助被告の公判では、所属事務所の社長、中車らが情状証人として出廷するだろう。とはいえ、一番、猿之助被告のことを知り、更生をバックアップできるのは〝恋人〟だろう。〝恋人〟が出廷した場合、弁護側・検察側双方から猿之助被告との関係を根掘り葉掘り聞かれるだろうし、事件前後の関係も聞かれるだろう。もし、猿之助被告のただの片思いだったことがその場で明らかになったら…。猿之助被告にとっては、言いようもないほどショックなのでは」(同・記者)
猿之助被告は、公判でさらに打ちひしがれることになるかもしれない。