東京ドーム (C)週刊実話Web
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巨人・秋広優人が「二刀流」挑戦か!? 苦境にあえぐチームが目論む“第二の大谷”育成プラン

今シーズンからブレイクした巨人の若武者・秋広優人に、〝二刀流挑戦〟の仰天プランが浮上している。


秋広は2メートルの長身に高い身体能力を誇るも、プロ2年間でわずか1試合の出場に留まっていた。


しかし、3年目の今季は開幕直後からレギュラーに食い込み、規定打席にも到達。7月30日の中日戦では5番に起用され、決勝点をあげるなど大活躍中だ。


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「78安打で打率.295、ホームランも10本とプロ初の二桁本塁打をマークし、新人王獲得の可能性も高い」(スポーツライター)


一気に打撃が開眼した秋広だが、実は高校時代には投手としても有望だった。


「高校時代の秋広は最速144キロの直球に、切れ味鋭いフォークで投手としても活躍。プロ入り後、打者に転向しましたが、投打に高いポテンシャルを秘めていました。本人も憧れの選手にロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平を挙げており、ドラフト時の会見では『投手でも野手でも活躍したい』と二刀流に意欲を見せていた」(同・ライター)


こうした意向もあり、チームでは秋広の〝二刀流化計画〟が浮上しているようだ。


「今季の巨人は投手陣に不安を抱え、7月に改善の兆しを見せるも、依然としてチーム防御率は高いまま。かねてからテコ入れが急務だったため、高校時代から定評のあった秋広を投手に挑戦させる大胆プランを画策していると聞きます」(球界関係者)

観客減のカンフル剤にも

だがこの仰天プラン、真の狙いはチームの懐事情にあるという。

「本拠地・東京ドームの使用料です。同球場は巨人の持ち物ではなく『株式会社東京ドーム』が管理しており、その使用料は年間25~30億円にものぼる。契約球団は年間の観客動員が200万人を割ると赤字になると言われており、それも日本ハムが北海道へ移転した理由のひとつです。現在の巨人は、この〝採算ライン〟の瀬戸際にあるため、秋広の二刀流という話題づくりをしたいのでしょう」(前出・ライター)


数字を見ると、巨人が危機感を抱くのも頷ける。


「原辰徳監督復帰初年度で優勝した2019年、東京ドームの巨人戦動員数は、主催71試合で287万2501人。しかし、Bクラスだった昨年は72試合で231万8302人と、実に50万人以上減らしています。現在の巨人は昨年に続いて低迷し、坂本勇人・菅野智之といったスターも衰え、弱い上に役者不足。このまま客離れが続く可能性は高く、採算ラインの200万人割れも現実味を帯びてくるでしょう」(同・ライター)


大谷を超える2メートルの長身を誇る秋広だけに、二刀流のポテンシャルは十分にありそうだ。秋広は巨人の救世主になれるか。