新庄剛志 (C)週刊実話Web
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新庄剛志監督の矛盾発言が明るみに…“6番バッター最強論”はどこへ?

北海道日本ハムの新庄剛志監督が、いよいよ一部打順を固め始めた。しかし本来、強打者を据えるべき6番打者は日替わりで、ここ数日は打率1割台のバッターが並ぶ。


昨年の発言をひもときながら考えると、新庄監督の矛盾した姿勢が明らかになってくる。


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「明日もね、今日のメンバーでいきます」。26日の楽天戦後、新庄監督は宣言した。26日は1番から加藤豪将、松本剛、清宮幸太郎、万波中正、A.マルティネスと並べていたが、27日も同じメンバーを1~5番に据えて臨んだ。


「同じメンバーで」と言ったからには1~9番を全固定するのかとファンは思ったようだが、新庄監督は6番以降を日替わりで起用。


オールスター明けの22~24日に今川優馬、上川畑大悟、石井一成を6番で起用したかと思えば、25日以降の3試合はハンソンを続けてグラウンドに送った。


この4選手、まだ19試合出場の今川(.205)を除けば全員が打率1割台だ。

6番が打率1割台の打者ばかり…

例えばチーム打率がパ・リーグ最下位のロッテは、主に6番に打率.265の安田尚憲、.257の茶谷健太、.250の岡大海らを使っている。

日本ハムはクリーンナップの後を打つのが、この低打率の打者たちでいいのだろうか。


また、さほどヒットが打てないバッターを6番に置く姿勢は、過去の発言とも矛盾する。


2021年11月に監督就任を発表した新庄監督は、12月になって「6番が一番、ランナーがたまっているんです。僕の中では6番バッターが4番バッター(チームで一番の強打者)で、4番バッターが足の速いバッターなんですよ」と、6番に最も打力がある選手を起用すると示唆していたが…。


「2022年の開幕戦で、6番に当時の主力・近藤健介を起用して『6番最強論』を提唱したものの、シーズンを通して近藤の6番起用は5試合のみ。また22年シーズンから23年5月下旬まで、4番に足がそこまで速くない野村佑希を据え続けました。どうも言うこととすることが一貫しない」(週刊誌記者)


1~5番を固定し始めたが、それも信用できないという。


「27日の楽天戦で快勝した後には『あと6年ぐらい(打順を)固定しようかな』と満足げでしたが、6年はおろか1週間もたたず組み替えることになりそう。そもそも打線がつながりを欠いていることが固定できない大きな要因でしょうが、心変わりしやすい新庄監督に反論する存在がいない。森本稀哲外野守備走塁コーチは、現役時代から監督に絶対的に服従する後輩。八木裕打撃コーチはキャンプ時、選手たちに向けて『お言葉』をボードに書く程度で、カリスマ性はゼロです。新庄監督に進言できない環境が出来上がってしまっている」(同・記者)


球団は全面的に新庄監督をバックアップする姿勢のようだが、それでいいのだろうか。