ジャニーズ事務所が崩壊危機に瀕している。創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題に関連し、一番恐れていたスポンサー離れが始まったからだ。
象徴的だったのは、バレーボールのワールドカップ(W杯)を応援するスペシャルサポーターのキャスティング。約30年近くにわたってジャニーズ事務所の所属タレントがサポーターを務めてきたが、今大会からジャニーズ事務所が排除されてしまったのだ。
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「大会サイドの意思の強さには驚かされました。9月に開催されるW杯はパリ五輪への出場権を懸けた重要な大会なんです。なのにジャニーズのタレントが一切出演しない。放送元であるフジテレビもいろいろと調整に入りましたが、ダメだった。運営サイドに加え、スポンサーが頑なに首を縦に振らなかったからです。金額にしたら3000万円くらいのビジネスですが、今回の件は日本はもとより、世界でも報じられている。推定の損失金額は100億円では収まらないと思います」(芸能プロ関係者)
今大会からジャニーズ所属のタレントが参加しないことがどれだけ異例で、事務所にとって緊急事態であるかは、過去の大会実績を見れば明らか。
「1995年大会でV6が番組テーマ曲を歌うアイドルとして出演した。以来、99年に嵐、03年NEWS、07年Hey!Say!JUMP、11年と15年Sexy Zoneなど、ジャニーズ事務所のイチ押しグループがサポーター役を務めてきた」(制作関係者)
協会やスポンサーが拒否
今回、日本バレーボール協会やスポンサーサイドが露骨にジャニーズのタレントを拒否した背景は至極明快だ。
「ジャニー喜多川氏の性加害問題は英国の公共放送BBCが報じたことで、世界中に事実として知られています。仮に、ジャニーズのタレントをサポーターに起用した場合、W杯参加国から『性加害問題の渦中にあるジャニーズ事務所のアイドルが大会でサポーターを務めるのではあれば、大会出場をボイコットする』と内々に通告されていたそうです」(業界消息筋)
さらに先ごろ、国連人権理事会がジャニーズ事務所をめぐる一連の性加害問題に大きな関心を示したことも、W杯に大きな影響を与えたという。
ジャニーズ事務所は性加害問題に関する調査の現状報告会見を開催することを表明した。だが…。
「時すでに遅しです。日本だけでなく世界中でジャニーズの性加害問題は有名になってしまった。本当にヤバイですよ。すでにジャニーズ=性加害というスラングがネットでは使われ始めています」(関係者)
今後、ジャニタレまで一掃されるかもしれない。
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