(画像)Koarakko/Shutterstock
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藤井聡太七冠「勝負メシ」で高等戦術?対局相手をビビらせるメニューとは…

7月25・26日の王位戦七番勝負第3局は、藤井聡太七冠(王位)が熱戦を制した。毎度注目が集まる「勝負メシ」は、両対局者ともにそばや海鮮ものなど無難なメニューに終わった。


だが、藤井七冠の注文にはハラハラさせられるときもある。


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プロの場合、対局中に「勝負メシ」を注文する。藤井七冠は25日の昼食に海鮮ちらし、26日の昼食にニシンそばをオーダー。今回は軽いメニューだったが、6月28日の注文にはドッキリさせられた。


王座戦挑戦者決定戦トーナメント準決勝・羽生善治九段戦。藤井七冠は昼食休憩に向けてキーマカレー大盛りを注文した。プロでは問題ないが、アマチュアの場合、カレーは選択しづらい「高等戦術」だ。

アマチュア大会でカレーは注文しづらい?

一般にアマチュアの大会は午前9~10時ごろに始まり、午後5~6時ごろには終わる。敗退しない限りは昼食休憩を挟みながら複数局をこなす。

昼食は主催者側が用意する場合もごくまれにあるが、たいていは近くのコンビニなどで自分で買う。


プロは対局中、前後に広いスペースがあり、将棋盤、そして相手から距離を離して対局できる。盤面から50センチ以上離れたところに正座するプロもいるほどだ。


一方、アマ大会では一般に、会場に大勢の参加者がすし詰め状態になって将棋を指す。当然、対局相手の顔も至近距離に迫る。そのため、臭いが強めの食べ物を食べると、相手に悪影響を与えるのだ。


昼食に香りが強めのメニューを食べると、対局中に口臭が相手の鼻を襲う。食後、強烈な香りを放つカレーは、マナー違反とまではいかないが、相手にとってはかなり気になる。


タバコはもちろん、栄養ドリンクあたりを飲まれても大変。相手が「プハー」とため息をついたとき、臭いが自分の鼻を直撃するのだ。


もちろん「盤外戦術」としては有効なのだろうが、アマチュアも知り合い同士で指すことが多く、対局後の仲が思いやられる。


繰り返すが、プロが注文する分には問題ないだろう。好きなメニューを好きなだけ注文できるのは、プロの特権なのだ。